【万引き家族】最後のシーンで意見が食い違い嫁と大喧嘩した話し。

ハイどーーもーー!賢者の石でタコ殴りくらったもんじです♪

 

第71回カンヌ国際映画祭にて

最高賞のパルムドールという

なんかおいしそうな賞を受賞した

是枝裕和監督作品

 

『万引き家族』

を観てきました!

 

んで、感想を一言で言うと

凄い映画だった!!

 

バカみたいな感想ですがw

だって、なんですかね?

面白い・面白くないという単純な感想で判別できなくないですかこの映画?

これまで見てきたどの映画でも味わったことのない感情になりました。

決して誰にでもオススメする面白い映画ではないけど

凄い映画だったのは間違いないです!

 

そんな僕の薄っぺらい批評はこのぐらいにして…

この映画、嫁と観に行ったんですが、観た後に

『最後のシーン』

について、意見の食い違いで大喧嘩になりましてw

その様子をふまえて、

ラストシーンについて僕なりの言い分、見解を書き記そうと思った次第であります。

 

なお、

お察しの通り、この記事は

ネタバレ全開なのであしからず。

 

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問題の最後のシーンとは…

その、喧嘩の原因になったラストシーンとは↓

両親の元に結局引き取られた”リンちゃん”

1人ベランダで遊んでて、

ふと、塀から身を乗り出しボソッと何かつぶやく…

というところで映画が終わる、

というあのシーンです。

 

みなさんはこのラストどう思いましたか?

 

僕らの意見の違いはこうです↓

嫁の見解…
家族の誰かが迎えに来て、その家族に向かって名前を呼び掛けてる
僕の見解…
またあの時のように”家族”が迎えに来てくれないかな~、と期待して何度も覗き込んでいるだけ

このように、全く意見が食い違ったのです

 

僕は、この映画を見終わったとき、

他の映画には無い”リアル感”に終始驚かされ、

そのリアル感がこの映画のキモだと感じました。

 

その最たるもんがこの最後のシーンだと思ってたので、

嫁のこの意見を聞いたとき

『考えられへんッ!!』

木村祐一 キム兄 考えられへん

と、真っ向否定しました。

お前はあの映画の何を見てきたんだ!!

と、帰りの車の中でも

そして、家に帰っても口論が続きました。

 

ただ、映画とは

観る人によって受け取り方は人それぞれで、

そこが映画の面白さだったりします。

 

だけれども、相手がだと話が変わってきます。

これから長い人生を共に歩き、

納骨まで添い遂げなければならない存在の嫁が、そんな意見を言ってきたので

お互い納得いくまでは話し合うことにしました。

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嫁の言い分

嫁は家に帰りつくやいなや、スマホで『万引き家族』の批評ブログを読みあさり、

自分と同じ意見の記事を見つけるやいなや、

水戸黄門の格さんバリに、

スマホをドヤ顔で見せてきた!

格さん スマホ 印籠

そこには確かにこう書いてあった。

ノベライズ版ではラストシーンに、リンは「声にならない声で呼んで」という記述があります。

だから、家族の誰かが迎えに来て

その人間の名前を「声にならない声で叫んだ」んだと…

だから、リンは塀に身を乗り出したんだと…

そこで、僕はもう一度言いました…

「お前はこの映画の何を観てたんだ!」

と。

 

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俺の言い分

俺が思うこの映画の魅力というか凄い所は、

「映画のような映画じゃない」

ところだと思います。

 

僕らが普段生活している”現実”って、

よくある映画のように美談で終わることばかりではないじゃないですか?

この映画は、そんな普段の日常をただ切り取ったような、

出来るだけ「映画のような映画にしない」ということを目指したんじゃないかな~と思います。

そうすることで、

この映画に出てくる人物も、内容も、結末も本当に身近に感じることができる。

これはなにも特別な事じゃなく、あなたのすぐ隣にあるリアルを描いているんだよ、って言ってる気がします。

 

それを踏まえて!

あのラストシーンについて僕の見解は、

誰か家族が迎えに来た

と、いうようなハッピーエンドじみた映画のような終わり方はしない。

と思います。

 

実際、2018年6月に東京目黒区で起きた事件で、

子供を虐待し、死亡させた両親が逮捕されました。

そのコの部屋から『おねがいゆるして』というノートが見つかった。

というなんともやりきれない事件がありました。

この事件でも、虐待を受けていたかコは何度も近所からの通報により、保護はされるものの、結局は親元に返されていました。

残念ながら現実は残酷です。映画みたいにハッピーエンドばかりではないです。

 

だから是枝監督は、この映画のテーマとして

「invisible people(見えない人々)

であると言及しています。

そして、

「見過ごしてしまったり目を背けてしまいがちな人々をどう可視化するか」

を、この作品に反映させたと語っているんです。

 

まさに、目黒区虐待の事件のように表に出ている事件以外で

同じような目に合っている『見えない人々』がいるんだということを伝えたいのだと思います。

 

演技にもリアリティを追求した

話しが少しズレましたが、

とにかく、この映画は

『映画っぽくない映画』

に仕上げることで見えない人々を可視化することを目指していると僕は思います。

なので、嫁の言う

「家族の誰かが迎えに来た」

というような映画っぽいハッピーエンドはしないと思うんです。

 

さらに、そのテーマは演技にも反映されていて、

演者たちはみんな自然体な演技に徹していした。

大袈裟な表現はせず、まるでカメラが回っていないような自然な喋り方。

そして子供達には台本を渡さずに、口頭で指示を与えて、よりリアリティな演技をしてもらうことに徹しているんだそうです。

是枝監督は、

普段子供の芝居を見ていて、一番いやだな、と感じるのは、子供の言葉から文字が浮かぶ事なんです。

と言っているように、出来るだけ自然な演技をすることで、

映画に出てくる人々を身近に感じてもらい、この事件を特別なものじゃないんだと感じてもらおうとしているんだと思います。

 

だからこそ、

最後のシーンでの

誰か家族が迎えに来るという

普通の映画みたいなオチをつける様な演出はしないと思うですよね~

 

じゃー誰が迎えに行けるの?

と、このように

「この映画に”オチ”をつけるのはナンセンスだ!」

「そんなオチだったらこの映画の全てを否定してしまう!」

「ハッピーエンドはこの映画を台無しにする!」

と、嫁にこくこくと熱弁するも、

全く納得してくれません。

 

なので、冷静になって別のアプローチで攻めてみることにした。

その別の方法とは、

じゃー実際”家族”の誰が迎えに行けるのか問題

です。

ではまず”家族”全員をあげてみます。

初枝:樹木希林
:リリー・フランキー
信代:安藤サクラ
亜紀:松岡茉優
祥太:城桧吏

以上、リンをのぞき5人います。

この中で誰が迎えに行けるのか?

では一人ずつ、潰していきます。

初枝:樹木希林

死にました。無理です。

 

治:リリー・フランキー

リンよりもはるかに長く一緒にいて、

本当の息子のように愛し、

さらには自分の名前まで付けていた”祥太”ですら

「おじさんに戻るよ」

と手放したのにリンを迎えに行くでしょうか?

もしリンを迎えに行くほど家族に想い入れがあるのなら、

絶対に祥太を手放すはずがないです!

 

信代:安藤サクラ

刑務所の中です。無理です。

出所してからのシーンだとすると、リンがまだ幼すぎます。

 

亜紀:松岡茉優

可能性が一番あるとしたら彼女ですが、

まずないでしょう。

だって、亜紀があの家族にいる目的は初江でしょ?

家族から愛情を『受ける』ことに飢えていた彼女は、初江を独り占め出来ることのみが、あの家族の中にいた唯一の理由だと思います。

だから終始、初江以外の家族にはあまり関心がないような態度だったし、リンを家に連れて来た時の無関心&嫌悪感ったらなかったですもんね。

「おばあちゃんの隣はわたし~」

っつってたし。

 

祥太:城桧吏

最後に、祥太ですが

自分で仕事している訳でもなく、児童養護施設に入っていますよね。

しかも自分をパチンコ屋に置き去りにしていた親に会うかどうかでいっぱいっぱいです。

迎えに行ったとしても何もできないことくらい賢い祥太なら分かっていると思います。

もし迎えに行ったとして、親から引き離すことはできません。すぐ元通りです。

なので祥太が一人で迎えに行く事は考えにくいです。

 

以上が、

第二の案『誰が迎えに行けるのか問題』です。

これには嫁も、

「確かに…」

と納得してくれました。

その緩んだガードを僕は見逃さず、

「しかも、もし家族の誰かが迎えに来たとしたら、リンがあんな薄~い薄~いリアクションなはずなくね?”あ!○○だーーー!!”キャッキャってなってるでしょー」

と、ダメ押しの一撃で嫁はノックダウン

ついに納得し終了のゴングがなりました。

 

最後に…

長々と我が家の夫婦喧嘩を語ってしまいましたが、

これはあくまで僕の見解ですからね。

絶対に正解かどうかは是枝監督にしか分からないことなので。。。

だけど、こういう

『見ている人にお任せしますスタイル』

のオチは意見が分かれてしまうのはよくあることで、

それをディスカッションするのを含めて映画って楽しいですよね♪

 

ちなみに、その夜

映画についてヒートアップした僕たちは

リリーフランキーと安藤サクラのように

夜のディスカッションで、もうひと盛り上がりしましたとさ。

 

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