ハイどーーもーー!これからお休みの方もお出かけの方ももんじです♪
お笑い芸人において、
『いいコンビ』
ってなんでしょう?
芸人時代、コンビを組んでいた僕は、
売れるために『いいコンビ』の形を毎日毎日毎日毎日毎日毎日……
ずーーーーーーっと模索しまくりまくっていました!
僕が理想とする『いいコンビ』の芸人とは、
ピンでも面白いけど、
コンビでいたほうが面白さが倍増して、
一緒にいたほうがお互いの良さがより引き出される…
そんな”カレー”と”ごはん”みたいなコンビが『いいコンビ』だと思っています。
そこで今回は、
現役時代にはなれなかった、
カレーライスのような”いいコンビ”になるためにはどうすればいいのか、
僕なりの研究結果をだしおしみなく書いていきます。
『今の相方でいいのか?』
『今のコンビをもっと向上させたい』
と悩んでいる人はちょっと参考にしてみて下さい。
いろはに千鳥を見て気付いた…
昔の放送ですが、
いろはに千鳥で、同期の天津と卓球対決のコーナーってのを観ていました。
そこで、
天津の二人が意気込みを言うくだりで、
何一つ笑いが取れずにフワフワした状態になり、
それを見た大悟が、
「昨日(コンビ)組んだん?」
ってツッコんでましたwww
このシーンを見てピンときました!
やっぱりこういう時に、
『いいコンビ』はビシッと笑いを取れるパターンをいくつかもってるな~、と。
そんな千鳥も、
東京に進出してきた当初は
「シンプルに口が臭い」とか
(一般人にマッサージをしてもらって最後にノブに入れ替わり)「ノブちゃん。ダイちゃん」
(物陰から出てきて)『あなたは誰ですか?』「○○男です!」
みたいな、コンビ芸をちゃんと準備してて、
お約束だけども、ちゃんと一つのパターンを持ってましたよね?
こんな感じで、やっぱコンビで1つのパターンを持つこと、
飛び道具のような『必殺技を』
コンビで作り込んでいる気がします。
『いいコンビ』とは、
お互いがただ面白い事を言うんじゃなくて、
二人で面白い事を作るという意識が大切なんじゃないかなと思います。
なので、この時の天津のようにグダグダな状態のコンビを見ると、
千鳥からしたら
「昨日組んだん?」
って言われてしまうんだと思います。
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いいコンビの条件
僕が思う『いいコンビ』を具体的に挙げると
●さまぁ~ず
●バナナマン
●博多華丸大吉
●おぎやはぎ
●タカアンドトシ
●ブラックマヨネーズ
●千鳥
●サンドウィッチマン
以上が、僕が『いいコンビ』だなぁ~と思う芸人です。
どうでしょう?
上記のコンビはあまりバラバラでTVに出ているイメージが無くないですか?
ほとんどがコンビで使われています。
そこで、
この芸人達の共通点を探してみたところ、
見つけました!
それは、どのコンビも、
『相方のことがツボ』
なコンビです!
上記のコンビがテレビで、
小学生の友達同士のように、顔を見合わせて笑っているシーンを見たことないですか?
なんやったら周りは笑ってないのに二人だけで爆笑してるような。
お互いがお互いを最高に面白いと思っていて、
相方がすることがツボにはまって仕方ないというコンビばかりな気がします。
例えば、
サンドウィッチマンも、
お互い相方のボケに誰よりも笑っているシーンをよく見るし、
バナナマンの設楽も、ネタの作り方は『どうすれば日村さんをより面白く見せられるか』がテーマだと言っていましたし。
最近は”仲良し芸人”が増えてきてるけど、
別に仲良しである必要はなく、
私生活では一緒に遊ばなくても、
相方のことが面白くて仕方なくて、
『相方がツボ』なコンビがいいコンビだと思います。
相方のことを面白いと思っていなければ、
自分達が面白いと思うネタが書けないのはもちろんのこと、
お客さんに自分たちの面白さを分からせられるはずがないんです。
設楽が言うように、
相方の面白さを是非みんなに知ってもらいたくて、
ツッコミはそれを引き出そうとする。さらに、お客さんに伝わるように解説する仕事をする。
そして
ボケは、こいつなら絶対に面白くしてくれる、気付いてくれるという安心感でのびのびとボケられる。
そんなお互いがお互いを面白いと思っているからこそ、
相乗効果で爆発的な笑いが生まれるんだと思うんです。
解散の一番の原因
あと、
相方のことを面白いと思うことも大事ですが、
お互いの面白いと思うことが同じであることも大切だと思います。
僕がNSCにいる時に、たっくさんのコンビの解散を見てきました。
その大体の原因が、
『面白いと思う事の不一致』
でした。
解散したコンビは口々に、
「相方が書いてきたネタが面白くない」
「自分は面白いのに、相方がつまらない」
「自分がやりたいネタじゃない」
こうやって、
コンビ間で面白いと思うことが同じじゃないと、お笑いのコンビとして絶対に続けていけないんです!
逆に、
お互いの面白いと思うことが同じであれば、
相方のボケに対し、それにドンピシャなツッコミができます。
これは面白いと思うことが同じで、
お互いが面白い事を共通認識しているから出来ることなんです。
例えば、
分かりやすいようにまたしても千鳥の場合、
①大悟が度を越えた汚い言葉で恫喝すると
↓
「お笑いの言葉使え!」
②大悟が後先考えない無茶な行動をしたら
↓
「笑いよりも心配が勝つ!」
③大悟のボケの狙いが分からない行動すると
↓
「どういうお笑い?」
みたいに、
このボケをしたらこうツッコんでくれという
『共通認識』が二人の中でしっかりできています。
コレがもし、ツッコミとの共通認識が出来ていなければ
①「怒り過ぎや!」
②「おいおい無茶しすぎや!」
③「訳わからんわ!」
って、
ボケの意図が伝わらずに、すっとんきょうなツッコミをしてしまいます。
ノブのワードセンスが凄いってのもあるけど、
大悟のボケの意図をちゃんと理解して、
「このボケはこういうボケだからこう言ったほうが面白い」
というボケの意図を汲む『共通認識』が出来てこそなのです。
その証拠に、
『相席食堂』では、
面白いと思うところが同じ過ぎて、
「ちょっと待てっ!」ボタンを押すタイミングがいつもシンクロしまくってますもんねw
だから、
コンビ2人の面白いと思うものが同じじゃないといけないし、
コンビで『共通認識』が出来れば、
ボケとツッコミが同じところを目指して笑いを作り出せる。
『共通認識』が出来ているコンビなら、
ボケは、相方なら気づいてくれると安心してボケられるし、
ツッコミは、そのボケをより面白くしようとツッコむことが出来る。
コンビの面白さを倍々ゲームで何倍にも膨れあがらせることが出来る。
そんなコンビが理想的だと思います。
コンビ会議を開こう!
以上のことが、僕が思う
『いいコンビ』
の条件です。
そんな理想のコンビになる為に、
僕から一つ提案があります。
それは、定期的に
コンビ会議を開きましょう♪
3ヶ月に1回や
半年に1回でもいいです。
そんなに頻繁にやりすぎると会議の価値が下がるので、
『3ヶ月ごとの一日』
例)3月1日・6月1日・9月1日・1月1日…
みたいな感じで、しっかりと日にちを決めて、
コンビの決まり事として予定を立てるんです。
そして、
その会議ではルールを決める。
例えば、
●相手の言うことは途中で遮らない
●思っていることをちゃんと吐き出す
●絶対にキレない
●必ず何か言いたいことを持ってくる
●約束を守れなければ罰
こんな感じで、しっかりとしたルールのもと、膝と膝を突き合わせて話し合いをするんです。
「こんなもん、ネタ合わせの時にいつもしてるよ!」
って言うかもしれないけど、
この会議はネタに関してだけじゃなく、
コンビのこれからの方針とか、
お互いのビジョンを中心に話していく。
なんも話さずに、ただただネタだけを楽しくやってては
コンビは成長していかないと思います。
1+1=は2のままです。
いいコンビは、
1人だと1だけども、二人揃うと
1+1が5にも10にもなる。
このコンビ会議は、
1+1を10にするためのものなんです。
別に無理矢理に喧嘩をする必要はないけど、
相手のムカつくところを溜めたままだと、いいものを作れないし、
相手に言ったからには自分もやらないといけなくなるし、
ムカつく!という気持ちがパワーにもなって、
コンビの中に薪をくべる効果をもたらします。
昔の芸人はコンビが喧嘩をすればするほど面白くなる!
と言われていました。
廊下で大喧嘩していた品川庄司に、千原せいじが
「お前ら、いいぞ、もっとやれ!
俺たちの若手の頃は、みんなコンビ同士ネタ終わりに大ゲンカしてた。
でも、今はどのコンビもせえへん。ケンカしておもろなるのにな~」
と言って去っていったというエピソードがあるくらいです。
最近は仲のいいコンビがいいとされていますが、
喧嘩を避けて、思っていることを言わないコンビが上手くいくはずがないです。
コンビとは運命共同体なので、
喧嘩ができるくらい腹を割った関係性が
なによりも
『いいコンビ』
なんじゃないかな~と思います。
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まとめ
①コンビとして、一つのパターンのコンビ芸を持っている
②相方のことを面白いと思っている。
③面白いと思うことが同じで笑いの共通認識が出来ている。
④コンビ間で定期的に”コンビ会議”を設けよう