どーーもーー!2週間に1人の逸材もんじです♪

意味:ある人物に深く心を惹かれ、夢中になり、その言動・思想などを熱心に信仰する人
僕は自他ともに認める松本信者です。
先の説明の通り松本人志に深く心を惹かれ、その言動・思想などを熱心に信仰してきました。
小学生の頃に松本人志を初めて見てその面白さに衝撃を受け、
それ以降この人が出ている映像作品や書籍はほぼ全て片っ端から収集し、
芸人になる!と、決めたきっかけは間違いなくこの人の影響でした。
そこで今回は、
僕が改めて松本人志の凄さをだしおしみなく書き起こし
今の若い世代へ『具体的に』松本人志の何が凄いのかを分かっていただくための布教記事ですw
正直、今回の熱量が高く痛々しい部分が多々あるかと思いますが…
是非、是非、最後までご覧ください~
今、話題の中田敦彦、松ちゃんをディスル事件について僕なりの見解を書いています!是非見て下さい!!↓↓↓
凄さ①漫才の歴史を変えた
「漫才の歴史は彼以前、彼以後に分かれる」

これはM-1で松本人志が登場するときに使われる紹介文です。
そんくらい今の日本のお笑いに多大なる影響を与えたんだ!と、いうことを端的に言い表した秀逸なキャッチコピーだなぁといつも思います。
でも若い子はこの文章の意味がよく分からないですよね?
だって、その以前を知らないから。
産まれた時にはもうすでに松本人志は当たり前にいて、さっきの説明で言うとこの『以後』の状態から人生スタートしてます。
そんな若者のために松本人志が登場する以前のお笑いを簡単に説明しますと、
昔の芸人は、あくまでも芸を見せる人でした。
タップダンスや落語、そして漫才などの”芸”という技術で魅せる人たちを芸人と呼んでいたんです。
例えるならサーカスのように、練習に練習を積み重ねてお客さんにお見せするショーみたいに、一般人がマネできないことを披露して楽しんでもらうという存在でした。
漫才ブームで一世風靡した芸人達は一様にして漫才の間やテンポなどの技術で面白いように見せていた漫才だったんです!
とにかく早口でテンポよく、技術重視で少ない時間に沢山ボケられるか勝負!と言わんばかりにボケの中身はそっちのけで小ボケ小ボケの漫才ばかり。
昔、NHKで放送された『笑いの正体』という番組で、ナイツの塙がこうも話していました。
今までの漫才は「お前んとこの嫁さんがどう…」とか、子供だから分かんなかった。
でも、ダウンタウンの漫才はそういうのが一切なく”ネタ”って感じ。作品を見たって感じがした。
緻密に作り上げ、大喜利の要素も入って、ダウンタウンの人となりを知らない人でも、内容が面白いからみんなを笑わせることができる。
今はそんなの当たり前だけど、当時はそんなネタの作り方をしてる人たちは居なかった。
ダウンタウンの漫才は、キャラや人となりで笑わせるんじゃない!
間やテンポなんかの小手先のテクニック面白く見せたりするんでもなく、動きや見た目などで誤魔化したりもしない、、、とにかく内容が面白くてウケを取ってたんです。
塙も番組内で言ってたけど、今ではそんなの当たり前じゃん!!って思うかもしれないけど、ダウンタウンが現れてから芸人を目指す若者たちがマネをしだしたから今こうなってるんです。
だから彼が現れる『彼以前』は中身が無くても技術で笑いを取る様なネタの見せ方で、
彼が現れた『彼以後』は、ネタの内容や発想力など”脚本力”がものを言う世界へと変わったんです。
今のM-1を見ても分かるように、どの芸人もカブることなくそれぞれのテイストがあり、しっかりとネタの内容で勝負している芸人ばかりですよね?
それはまさにダウンタウンが現れたからこそ、今があるんです。
凄さ②全ての芸人に影響を及ぼしている
突然ですが…あなたの好きな芸人を1人言ってください。
はい、その人は間違いなく松本人志の影響を受けています!
フットボールアワーもサンドウィッチマンも千鳥もアンタッチャブルも麒麟もミルクボーイもマジカルラブリーもランジャタイも…
殆どの芸人がダウンタウンに憧れて芸人になっています。
全く芸風が違ったとしても、松本人志直撃世代じゃなかったとしても、
たとえ松本人志以外の芸人のネタを参考にしたとしても、その参考にしたネタは松本人志の影響をどこか必ず受けているので、笑いの元を辿っていけば必ず松本人志の存在に行きつきます。
もしも松本人志の笑いに全く影響受けていない笑いがあったとしたら、それは逆に松本人志の影響を受けていない全く新しい笑いという、松本人志の笑いがあってこその笑いになるのでこれまた影響を受けていることになるので、もうこの世のお笑いは彼の影響を受けていない笑いなんて存在しないことになります。
そのくらい松本人志は多くの笑いの発明品を作ってきました。
僕は松本人志をお笑い界のエジソンだと思っています。

例えば「俺は誰の影響も受けずに新しい発明をした」と言うヤツがいたとします。
じゃーその発明をするために使った電気は誰が発明したの?w
その発明をするために夜中まで作業が出来たのはエジソンが白熱電球を開発したからでしょ?
と言いたいです。
たまに松本人志を否定する意見を聞くと
「じゃーお前、エジソンのことどう思う?」
って思います。
松本人志を否定するということは、
明るい電気の下で暮らしていながらエジソンの文句言ってるようなもんだぞって言いたいです。
凄さ③発想力が別次元
みなさんはどんな人を見た時に『天才だな~』と思いますか?
僕は『誰にも出来ない発想を持っている人』を見るとこの人は天才だと思います。
まさに松本人志は誰にも考えつかない発想力を持っています。
実はコレが松本人志を天才だと言わしめる一番の要因だと僕は思っています。
というかそれしかないです!ゴチャゴチャ言ってますけどソコなんです一番凄いのは!!
ただ…その凄さを言葉で説明するのは非常に、ひじょ~に難しい。。。
昔、サッカーのイニエスタがJリーグに来た時に
『イニエスタはどこが凄いの?』
っていう質問にどのサッカー有識者も言葉に詰まってたように、
天才を説明するのはメチャクチャむずいんです。
それを承知であえて一言で言い表すとするなら
『別の宇宙から飛んでくる発想』

なんですよね。
例えば、あなたはコントで『銀行強盗』の設定でネタを作ろうとしています。
そのボケを100個考えてみて下さい…
●ピストルがバナナ
●持ってきたボストンバックがサマンサタバサ
●店員が凄く事務的な対応
…などなど、100個考えついたとしましょう。
松本人志の発想はその101個目なんです!!
人が想像しうる発想の外側にいるんです。
だから人々は口をそろえて「なんでそんな発想ができるんだ…」ってなるんです。
だいたいのネタのボケは紐解けば過去にあったボケのオマージュだったりします。
でも松本人志のボケは今まで見たことない誰もやっていない新しいものをポンッと生みだすんです。
誰とも被らない創作料理を作るとして、
みんなは奇をてらって『アイスの揚げ物』とか『チキン南蛮カレー』みたいな今あるものの掛け合わせで作るけど、
松本人志は『フリンフォン』みたいな、まだこの世に存在しない物を作り出してくるんです。
そんなぶっ飛んだ、誰もが思いつかない、想像の外側にあるボケを出し続けられているのが松本人志なんです。
しかもその発想力にスピード、質、数、角度も加わっている。
何よりも凄いのがその”手法”がメチャクチャ多いということ。
今でこそ麒麟の川島も天才的発想ですが、彼の手法の多くは例えツッコミだったりします。
もちろんそれだけじゃないし、それでも十分凄いんですが、
松本人志の手法は、例えたりスカシたり、勝ったり負けたり、飛ばしたり、ノッたり、作りだしたり、人を使ったり…他にも書ききれないほどの種類の多さ。
フット後藤も『笑いの正体』という番組のインタビューでこう話していました。
言い回しが絶妙!
見えない角度から、しかも当たってからもネジられているような、ほんでねじられてる頃に気付くようなパンチ。
その”泊めろ”じゃない!というツッコミを引き出すボケは何百、下手すれば何万通りある。
その中で1番笑いが起こるワードチョイスしている。
これはあくまでも作られた漫才の話しだけど、松本人志はフリートークの場面でも同じことをしている。
その時にその言葉が一番面白いというワードをチョイスし、
その時一番面白いタイミングで、
その時一番面白い顔で、
その時一番面白い声のトーンで、
その時一番面白い喋るスピードで、
何万通りの中で1番面白いものをチョイスする発想力が、
全芸人から天才だと呼ばれるゆえんだと思います。
凄さ④芸人という職業の地位を上げた
昔のお笑いはドリフのように子供からお年寄りまで幅広く笑えるように分かりやすく作り上げることが良しとされていました!
テレビの前にいるお茶の間の家族全員が笑顔になれるように、ベタで分かりやすくお笑い力の低い層にまで伝わるように考えられていたんです。
いわば芸人が視聴者に寄せに行ってるいる感じ。
でもダウンタウンの笑いはそんなの知ったこっちゃないですw
「俺の笑いが一番面白い!それが分からん奴はバカ!そんなお笑いリスニングの低い奴に合わせる気はない!ついて来れる奴だけに向けて発信し続ける」
というスタンスで、とにかく視聴者に歩み寄ることなく自分が面白いと思うことをやり続けました。
ビートたけしをモチーフにした映画『浅草キッド』観ました?
あの中のシーンで舞台を見に来ていた客から「俺は客だぞ!なんなんだよお前」という野次に
「芸人だよバカ野郎!!」

と言い返す場面があります。
まさにダウンタウンは常にそのスタンスでした。
それまで芸人といえば、テレビの世界で地位の低い存在でした。
バカやって、笑われて、出来損ないで、ヤンチャ坊主のようなあくまでも”にぎやかし”的な位置でした。
でもどうでしょう?今の芸人って大御所俳優や売れっ子歌手と肩を並べてTVに出れていますよね。
この今となっては当たり前の光景はダウンタウンが作り上げたといっても過言ではないんです。
たまに過去の映像でダウンタウンが大御所俳優の胸ぐらを掴んだり、台の上に乗ってメンチ切ってるところが流れたりしますよね?w

それまで芸人の立ち位置は、気取った俳優に気を使ってわざと馬鹿みたいな間違えた回答をして雑魚キャラな存在でした。
でもこのように、番組内でハチャメチャやって番組を盛り上げて、気取っている俳優や歌手や大御所なんて関係なくメインになるような行動を取ったんです。
そうして番組の中心になり、圧倒的な面白さで視聴者を味方に付けました!
カッコよさよりも、歌のうまさよりも、人気の高さよりも…
面白いことが正義!!
という構造を作り上げ、テレビの中心にいるのが一番笑いの取れる”芸人”という、今では当たり前になったこの状態をゼロから築き上げたんです。
凄さ⑤今も戦い続けている
最後に、僕が一番カッコイイと思うのが
ここまで売れきっているのに今もなお戦い続けているということ!
普通、あそこまで売れきった芸人になればもう自分から笑いを取ろうとしにいかないです。
だってスベったら今の地位を失うかもしれないから。
だからとんねるずもナインティナインもさんまさんだって司会者に回って自ら笑いを取りに行こうとしてないじゃないですか?
でも松本人志はいまだに最前線で笑いを取る側にいて戦い続けているんです。
これがどれだけ凄いことが!!
あのひろゆきもYouTubeで同じことを言っているんですが、
売れた芸人はMCとか番組を転がすほうに回る。
そのほうがごまかしがきくから。凄い人だと錯覚してもらえるし、偉ぶりながら自分を面白くみせつつ、すべらずに済むからです。
それなのにいまだに現役ですべらない話のサイコロの中に自分の名前を入れる凄さ。
戦い続け、そして勝ち続けながら今もなお戦場の最前線に居続ける
こんなカッコイイ芸人は今後もう現れないんじゃないかと思います。
30年以上経った今でも語られる伝説の一冊
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読まずには死ねない。
最後に…
『松本人志はもう終わった』
最近、ネットでちらほら目にするようになりました。
確かにごっつやガキ使のトークの時のようなエッジの利いた笑いは少なくなりました。
でもそれは今のテレビがそんな攻めた笑いが出来なくなってきたからで、
松本人志がつまらなくなったわけでは無いんです。
むしろあの年齢でそんな今の時代に沿った笑いにアップデートして合わせられていることを評価すべきじゃないですか?
島田紳助、ビートたけし、とんねるずなどの昔は無茶苦茶やってた多くの芸人達はそれが出来なく第一線を退いていってるじゃないですか。
あと松本人志が自ら作り上げた視聴者のお笑いリスニング力により、見る側の目が肥えてしまって見慣れてしまったってのもあります。
凄いことをやっているのに『松本人志が面白いのは当たり前』バイアスがかかって普通に凄いことが、大して凄く見えなくなってしまっているんです。
そして彼の性格上、同じ笑いを何度もやり続けるのは心情的にできません。
「それ前もやってたよね」
って言われるのが嫌なので、まだやったことない笑い、まだやったことない笑い、、まだやったことない笑い、、、
と、どんどんやれる範囲が少なくなってきているんです。
しかも今の年齢になり、大御所になってガキの使いの時のような攻めたことは出来ないでしょ?あれは若手だからこそできるボケでしょ?考えてみて…そんなのいまだにやってたらそれこそサブイと思います。
今は、今しかできない笑いへとシフトチェンジしているんです。
(そのシフトチェンジできることも凄いんですけどね)
それを分かっていないアンポンタンたちは「昔は面白かった」「笑いの腕が落ちた」なんてことを言ってるんですよね。
表面の部分しか見れていない。
これまでの軌跡を見てきた俺からしたら、今の松本人志が過去最高傑作であり、
今もなお進化し続けている、まさに生きる伝説なのです。