映画『火花』を元芸人が観て胸に刺さったセリフ&名シーン【感想】

ハイどーーもーー!”一生のお願い”をまだ大事にとっているもんじです♪

 

映画版『火花』を観てきました!

映画版 火花

僕はあんまり俳優さんが芸人の役を演じているのを見るのが好きじゃないので観るのをためらったけど、

 

ハッキリ言って

「観てよかった!!」

です。

今までたくさん映画を観てきたけど、これまで観てきた映画の、そのどれでもない感情に襲われて、

上映後にしばらく席を立つことが出来ませんでした。

 

ただ!

ただですね、

この映画は誰にでも

「超面白いから絶対見たほうがいいよ~」

ってオススメできる映画ではないですw

この映画を観て面白いと言える人はごくごく一部の人だと思います。

その一部の人というのは、

俳優や声優や歌手もちろん芸人などの

 

『一度でも人前でステージに立った経験がある人』

 

要は、夢を追った経験のあるピンポイントの人しか本当にこの映画の面白さを感じ取れないと思います!!

その証拠にヤフー映画評価で2.97※2020.6.4時点 という低さですw

だからただの菅田将暉ファンとかが観てもなんの感情も動かされないことでしょうw

でも、夢を追っかけ、人前で舞台に上がった経験のある一部の人の心には間違いなく感情を揺さぶられ、

明日から世界の景色が変わるぐらいの作品ではないかと思います。

今回は、特に僕もんじ感情を揺さぶられた名言&名シーンを書いていこうと思います。

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簡単にストーリーを説明

今更あらすじの説明とかいらないと思いますが簡単に説明を。

お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹芥川賞受賞作を映画化したものですw←はい簡単~

 

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キャスト

出演者は菅田将暉で、その相方役が二丁拳銃というコンビの川谷修士さんです。

火花 修士

深イイ話のヘドロ兄さんでおなじみの小堀の相方でツッコミです。

二丁拳銃 火花

奥さんは元芸人の恐妻家で、今やコメンテーターで修士さんよりテレビに出てますよねw

今や修士の嫁の旦那ですw

とはいえ芸人仲間からは一目を置かれる実力派で

ツッコミの評判はもちろんのこと、

人間的に沢山の芸人から愛されていて、

ヘドロ小堀は色んな先輩芸人から

「お前は何してもいい、でも修士の邪魔だけはせんといてくれ」

といわれているほどですw

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相方役が芸人というのがミソ

まず、ひとつのポイントとして、

 

『相方役が芸人でよかった』

 

最初にも言いましたが、

僕は俳優さんが芸人の役をするのが嫌いです。なんか漫才に演技がかっててきもちわるいんですよね~

だからコンビ両方とも俳優だと、

やっぱり漫才のシーンに違和感があって物語に集中できないんです。

特にこの映画は漫才シーンが多かったので、

相方(ツッコミ)が修士さんでよかった。

やっぱりツッコミうまいですww(当たり前ですが)

 

次に、桐谷健太の役が菅田将暉の先輩芸人で、売れてないないけどめちゃくちゃ面白い芸人という役です。

そんな先輩に惹かれて弟子入りを志願して、苦しみながらも”売れたい”ともがきあがく物語です。

ちなみに桐谷健太の相方は、

『三浦誠己』という俳優さんですが、実はこの方も元芸人です!
火花 三浦
この方もやっぱり漫才(ツッコミ)うまい!!

この俳優芸人という配合が

最高のバランスでこの映画の感動を誘っています。

やっぱり演技は俳優がするのが一番ですし、

漫才も漫才師がやったほうがいいにきまってるんです。

 

芸人が漫才のプロとして漫才の部分を見やすく、かつ面白くする担当

俳優が演技の部分、そして人に感動を与えることでいうとやっぱりプロなので

その二つのバランスがばっちし共鳴し合っていました。

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監督が芸人だからこそできた映画

そんな絶妙な配合に成功させれたのは監督が芸人だからだと思います。

監督は板尾創路

監督 板尾創路

若い人はあまり芸人としての功績を知らないかもしれないけど、

伝説のコント番組『ごっつええ感じ』にレギュラー出演していて

あの松本人志も一目を置く異才を放つ芸人です
(僕はこの人でシュールという笑いを知りました)

断言しますが、この映画は芸人である板尾創路だからこそ撮れた映画です

 

どんなに才能がある映画監督も、

何本も映画を撮ってきたベテラン監督も…

この作品は撮れないです!絶対!!

 

そう言い切れるくらいこの映画では、芸人の心情とかコンビの関係性とか、それを取り巻く環境なんかを超忠実に再現できているんです!

映画を観ながら、何度

「うわぁ~分かる分かる~」

と言ったことか。

 

だから、これは板尾監督自身が芸人であり、今までたくさんの芸人を目の前で見てきた芸人の監督にしか作れない映画なんです。(おそらく今まで何100人という芸人の解散や引退をみてきたり相談されたりしてるでしょうから)

なんならこれは映画じゃなくて

ドキュメンタリーと言っていいほど、

芸人が見たら笑けるほどリアルガチなんです!

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監督が伝えたい本当のメッセージ

僕がこの映画を観て一番感じたのが

監督は『夢を挫折したすべての人に向けてる』じゃないかなーと思いました。

 

菅田将暉が→夢をあきらめて挫折したすべての芸人代表

そして

桐谷健太が→今まで辞めて行った後輩芸人を沢山間近で見てきて、その人達に向けて話している、まさに『板尾創路』そのもの。

だと感じました。(そう思って観て下さい)

だから僕みたいに夢を諦めて、いま普通の仕事をしている人が見たら、言葉の一つ一つに胸が熱くなるんだと思います。

 

板尾監督はインタビューで

漫才師が書いた漫才師の物語を、「漫才師じゃない映画監督に撮らせたくないな」と思った。
その一方で映画は役者のものなので、漫才師が主役を張るのも違うと思う。

と話しています。

 

ほら?僕が話したことそのままじゃないですか??笑

映画の中で出てくる胸を熱くするセリフ集

夢を諦めた人なら間違いなくジーンとくる言葉やシーンをいくつか紹介したいと思います。

よく【ネタバレ】という言葉を言いたがる人いますが、

この映画は別に、大どんでん返しがあるわけではないし、

ネタバレしたところで、この映画になんの影響もないです。
(個人的にそんな次元の映画ではないと思います)

ただ、
「テメーからじゃなくて菅田将暉くんの口から聞きてーよ!!」

という人はココから先は見ないでください(笑)

 

「常識を覆す努力をし続けられる人が漫才師だ」

めちゃくちゃいい言葉ですね!

もしかしたら芸人として売れるための答えはこれなのかもしれません。

このセリフを又吉先生と板尾監督が言っていると思うとしびれませんか?

 

 

「漫才は一人ではできない。

でも、二人だけでもでけへんねん!!

 

他に漫才師がいたから、そいつらよりもっとおもろくなろうとか、そいつらと

違うことしようとか、考えられる。

だから一回でもステージに立った人は無駄じゃないねん」

字を打ってるだけで泣けてくる( ;∀;)

このセリフを聞いたとき、なんか自分の中の”挫折”という言葉が成仏していったのを感じました。

スポーツでも敗者がいるから勝者が生まれる。

正統派がいるから変化球で試行錯誤しようと努力できる。

だから今成功している人がいるのは、沢山の失敗者がいたからいるんだということ。

 

 

「芸人は辞めても一生芸人や!

ボクサーと一緒。

その辺の売れないボクサーでも本気出せば人殺せるやろ?

でもな、唯一ボクサーと違うところは、芸人は殴れば殴るほど相手が幸せになるんや」

こりゃ名言ですね!

芸人は能力を出せば出すほど周りの人を幸せにできるっていう最高の能力を身に付けているんですね。

この後にこう続きます

『10年間おもろい事、人を笑わせることばっか考えてきたんやろ?
そしたら、芸人やめて他の仕事に就いたとしても、絶対に人を楽しませる事が出来る。

 

 

「あいつは俺らが何百回と漫才やっても。産まれてすぐに超えられてるんやろな」

これは見た目とキャラだけでドーンと売れていった『加藤諒』演じる後輩芸人に向けていった言葉。

実はこれもあるあるで、いくらこっちが血を吐くほどネタを作ってアホほど頑張っても、

強烈なキャラのやつがポッとでてきたら、その努力が馬鹿馬鹿しいくらい勝てないっていうよくある話。

例えると、内閣総理大臣の祖父をもつ『DAIGO』とか、モデルで超美人なのに言い間違いが凄い『滝沢カレン』とか、

あんな人たちは、もう生まれてすぐに売れる要素を手に入れているようなもんなので、

それに悔しい思いをするという心情をうまく表現してくれているセリフです。

 

 

印象に残ったシーン

セリフではないけど、個人的に印象に残ったシーンを紹介します

 

コンビで喧嘩しているシーンで、ベンチから立ち上がったらウォレットチェーンが引っかかる。

これも、あるんですよね~芸人って。

こっちは本気でムカついてキメようとしているのに結局笑いになってしまう。

僕も相方と喧嘩して、ブチ切れたままペットボトルのふたを付けたまま飲んで笑われたのを思い出しました。

 

NSC(神保町花月)の階段で芸人がネタ合わせしているシーン

あれ本当のNSCの階段で、

久しぶりに見たから、懐かしくて興奮した!

よくあそこで着替えたり、次の授業のネタ合わせしたな~

 

何百回とネタ合わせに使った井の頭公園

映画の舞台が吉祥寺ってこともあって、井の頭公園がよく出ます。

久しぶりに見たから、そのシーンが流れただけで思い出がフラシュバックして泣きそうになった(笑)

芸人だけじゃなく、俳優やダンサーなどもあそこを利用した人は多くいるんじゃないですか?

 

どんなにシリアスな場面でも、ついボケてしまうとこ。

芸人って重い空気を嫌います。

だから気まずい空気になるとどうしてもボケてしまうんだよね~ 分かるぅ~

そんな照れ隠しでついついボケてしまうというシーンが要所要所でみられてムネアツになりました。

 

誰も居ない渋谷の景色はどうやって撮ったんだろ?

渋谷にも吉本の劇場(無限大ホール)があるからよく行ってました。

その渋谷に人が一人もいないというシーンがあるんですがあれは貴重な映像ですね。

 

エンドロールが終わっても絶対席をに立たないで!

エンドロールが終わった後、ちょっとした映像が流れます。

たった3秒ほどの映像ですが、

芸人を辞めた人、

一度でもステージに立った事がある人はぐーーっと身体の奥の方が熱くなる演出だと思った。

これを見て僕は、しばらく映画館の椅子に縛り付けられたかのように立ち上がる事ができなかった。

このワンシーンを見て

「今まで夢半ばで辞めていった」

芸人に送る作品なんだと確信しました!
※DVDで見たらこの感覚は味わえない!映画館の大画面+舞台感あってこそ

 

 

実は…
芸人からはドラマ版のほうが高評価だったりする。
もちろん、映画版ほど派手さはないが、
その分よりリアルに描かれているんです、ドラマ版は。
僕、ドラマって一回見たら何度も観れないんですよね、結末知っちゃってるし。
でも、このドラマは何度も見れて、
何度も感情移入しちゃいます。
元芸人だったら、いつでも芸人のあの頃の気持ちに戻れる
オンリーワンなドラマです。
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まとめ

この映画の中の桐谷健太は人間として結構なクズ人間です。

でも芸人としてすごく魅力的な人間です。

これを見て思ったのが『誰かを傷つける勇気がない人は芸人は向いてない』ということ。

僕がそうだったように…

 

誰にでもいい顔して、

嫌われることにビビってたら絶対に売れないし、

彼女だろうと家族だろうと傷つける覚悟がないと芸能人ってなれないんだろうな~。
(まーあれをみてヒドイだのクズだの言う人がいるだろうけどね)

結局優しすぎるひとはダメってこと。

同期の顔面を踏みつけて、

自分を世話してくれる女のふところにためらいなく甘え

自分が面白くなるため、

芸人で売れるためには周りの人を傷つける覚悟がない人は売れません!

中途半端な優しさは逆に相手の厚意を無駄にする!

 

結局、恩返しって売れてからしかできないんですから。

 

この映画を見てタイトル『火花』の意味がやっと分かりました。

なぜ『花火』じゃないのか。。

 

花火のように人にドーンと感動を与えられるのは人は一握りです。

でも、花火の一つ一つは火花なんです

花火は火花の集まりでできている!

この映画(小説)はそんな『火花』だった人に向けられた映画なんじゃないかと思うのです。

 

それでは最後に一言

マイティーソーがレイトショーやってなくてよかった~w
(ホントはそれを観に行ったってゆーね)

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どれも辛口で、

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