ハイどーーもーー!母親にLoveじゃなくてLikeと言われたもんじです♪
大喜利が強い人ってカッコイイっすよね?
なんか『センス〜』って感じでw
僕も芸人やってるときに何度も大喜利する機会があって、
どうやったら面白くなるか研究しまくりまくってました。
そこで今回は、
芸人時代に大喜利を分析しまくって編みだした
『大喜利が面白くなるコツ』を
だしおしみなく書いていこうと思います。
僕はこれで何度も大喜利の大会で優勝しているので立証済みです!
大喜利で笑いを取ったことがないという人は是非最後まで見て帰って下さい。
重要なのは出す順番!
まずはじめに伝えたいことは、
大喜利イベントみたいに回答者が複数人いる場合、
答えを出す順番が何より超大事です!
大喜利回答の内容よりも、です。
ただ思いついたことをバンバン出せばいいってもんじゃなく
周りの回答を見ながら徐々にギアをチェンジします。←重要
大喜利は個人芸と思いきや団体芸でもあるんですね。
『IPPONグランプリ』を見返すと分かりやすいんですが、
一つのお題で、序盤の回答と後半の回答の種類が全然違いますよね?
いくらいい回答でも序盤に出してしまったばっかりに伝わらなかったり、
逆に、序盤に出せばウケたのに後半で出したことでウケが弱くなった…
みたいなのは何度も、何度も、何度も見てきました!
松本チェアマンも「今のは出すタイミングが遅かったな〜」とかよく言いますよね?
何度も言います。それぐらい順番は超重要なんです。
まずこれを知ってる知らないでは大喜利力は雲泥の差が出ます。
今日は大喜利の回答には出す順番があるということだけでも頭に入れて下さい。
頭に入ったのなら、
大喜利の発想方法のコツを
前半・中盤・後半
この3つの出す順番に分けて解説していきます。
①前半の回答
お題の意図を察する
まず前半の解答は、
『このお題はどう答えて欲しいのかを察する』
ことが重要です。
お題を出している人はある程度、
『こう答えて欲しいな』
『ここがおもしろポイントだな』
ってイメージしてお題を出しています。
それにあえて乗っかってあげましょう。
出題者の意図通りに答えることでお客さんに、
このお題はそういう意味なのか…
と説明でき、かつ笑いの土台を作ることができます。
そうすることで中盤、そして後半のぶっ飛んだボケもウケてくるんです。
土台もないのにぶっ飛んだ回答をしてウケるわけないですよね?(←素人がしがち)
なのでまずは『このお題はどう答えてほしいのか』を考えましょう。
●考え方の例●
↓↓↓
「レインボーブリッジ閉鎖できません」「事件は会議室で起きてるんじゃない現場で起きてるんだ」の言い方で”言いそうなこと”や”言わなそうなこと”をいって欲しいんだろうなぁ~
↓↓↓
ケンタウルスの特徴で気になる部分、矛盾点、言われたら嫌であろう残念な部分を言って欲しいんだろうなぁ~
みたいにこのお題は何を言わそうとしているんだろうな~を察して、
その出題者の思惑にあえて乗っかって考えるようにしよう。
※注意)序盤にぶっ飛んだ答えは絶対にスベります。
とにかく大振りはせずバントのようにバットに当てるだけを意識しましょう。
序盤はそっちのほうが断然ウケます!!
キーワードから連想する
次に土台が出来てきたら、
お題の文中にあるキーワードから連想されるものを使います。
このお題の場合、
フックとなるキーワードは2つ、
『おかん』と『マジシャン』
です。
このようにフックが2個ある場合は、
どちらを使ってもOKです。
例えばオカンから連想されるもので考えるとします。
オカンで連想されるものは何がありますか?
こうやって頭の中でいくつかバーーっと連想させます
↓
そしてその中からどれか使えそうなものを一つチョイス
↓
『洗濯』を選択 なんつって
↓
お題の意図は”オカンのどの行動で”不倫がバレたら面白い?
↓
オカンにマジシャンがしそうなことをやらせてみる。
↓
『タネも仕掛けもございません』を選択
↓
『洗濯』+『タネも仕掛けもございません』
↓↓↓
「洗濯物を畳むとき、いちいち裏表見せてくる」
という、回答が導き出されますwww
こんな感じで
『おかん』と『マジシャン』で連想されるものを掛け合わせて、質問である”不倫”を匂わす言動に繋げるんです。
例)鳩を出す+買い物
↓↓↓
『服が鳩の羽だらけで帰ってきた』
例)スプーン曲げ+料理
↓↓↓
『カレーのスプーンが一度曲げられた跡ついてる』
前半のコツまとめ
●お題の中のキーワード(フック)で連想させるものを何個も出す ●お題から逸脱し過ぎない
②中盤の回答
前半の笑い+α
前半の回答がある程度、出尽くしたな~同じような回答が増えてきたな~
ってなってきたら次のギアにチェンジします。
中盤の回答は前半の回答から+αします
例えば、
内容は前半と変えずに、
言い方で面白くしたり、
セリフ口調にしたりして、ただ答えを出すだけじゃなく解答内容以外で笑いをプラスさせる。
例)「おめかしをして『デュワデュワデュワデュワ♫』と歌っていた」※Mr.マリックの歌風
みたいに、ただ読むだけじゃなく、言い方を音楽ボケに変えてみるw
とか、内容だけじゃなくそれ以外の+αの要素を付け加えて答える。
今まで出ていないフックで連想させる
あと、序盤はお題の中に含まれている『オカン』『マジシャン』という2つのフックで連想して考えましたよね?
中盤はそれ以外の今まで出ていないフックで発想するとまた次の展開にいけます。
例えば、
不倫から連想させる
(オカン、マジシャン以外のフック)
など、不倫から連想されるものを思い浮かべて、
そこから連想して考えてみる。
例)『な~んか化粧のセンスが変わった』
また、他のフックとして特定のマジシャンから連想してみるとか。
みたいな有名な手品師や特徴からピンポイントで導き出す。
例)『家を出る時は縦じまのTシャツだったのに帰ってきたら横じまになってた』
みたいな。
要は、
今まで出ている回答とは違うところに目を向けて、そこから連想する。
連想から連想する
あとは、
発想の飛ばし方を教えておきます。
やり方の一つに『マジカルバナナ方式』というのがあります。
マジカルバナナというゲーム知ってますか?
平たく言うと連想ゲームなんですけど、
バナナと言ったら
↓
スベる…スべると言ったら?
↓
スキー…スキーと言ったら?
みたいに、ドンドン連想するものを出していくゲームなんですけど、
そのように1~2つ飛ばした連想から大喜利回答を考えていく。
例えば、
オカンと言ったら?
↓
『オトン』
ということで1つ飛ばしの連想『オトン』から回答を考える。
例)『オトンを消そうとしてる』
そんな感じで、あまり飛び過ぎないように原型は残しつつも
マジカルバナナ方式で、1つ2つ遠くの連想で遠くへ飛ばす感じ。
ストーリーを進める
これも今までの回答から脱却する方法なんですが。
お題の質問から少し物語を進めてその場でまた回答を考えるんです。
例えばお題が『桃太郎に新しい仲間が加わった』だったら、普通はゴリラとかシルベスター・スタローンとか、犬・猿・キジにただもう一人加えるというシンプルな発想が序盤の回答です。
そこから頭の中で物語を進めてみましょう…
まず犬に出会って?→その犬をいい犬にしたい→『トップブリーダー』を仲間に加えよう!
とか、
鬼退治を完了した後→金銀財宝を手に入れた→『税理士』を仲間に加えよう!
みたいに、ただその場で仲間を加えるんじゃなく、しばらく物語を進めてその場所で必要な仲間を考える。頭の中で勝手に物語を発展させて考えてみるという方法です。
中盤の回答で重要なのは、
今までの回答を踏まえて、出ていない切り口を出していくこと。
↑※ここ重要
『今までの回答を踏まえて』
この今までの回答を見て、被らないよう違うテイストの答えを出していくのが中盤の回答です。
ボケが小難しく入り組んで来たな~ってなってきたら、
スカシたり、逆をついたり。
周りの回答をフリに使って”ポンッ”とシンプルなものを出したりするとスッと力が抜けて拍子抜けして笑う。
「こんなのもあっていいでしょ」的な挑戦的なボケ。
むしろ、あえてスベリ笑いくらいのほうがウケたりするのも中盤ならでわ。
なので中盤は周りの回答を踏まえながら、
他の人の回答を利用するような回答を出すといいでしょう!
中盤のコツまとめ
●今まで出ていないフックに目を向ける ●発想を少し遠くへ飛ばしてみる ●物語を進めてその場所に立ち止まって考える ●周りの回答を見て緩急をつける 後半の回答はいかにお題を崩せるかです。 今までとは逆で、 あえてお題に沿わない回答をしましょう! ただし、 お題の要素はかけ離れ過ぎては当然ダメですよ。 それは大喜利じゃなくなってしまいますから。 大喜利違反です。 とにかくお題の要素が1%だけでも入っていればなにをやってもOKです。 前半と中盤はあくまでも『ありそう』『あってもおかしくない』くらいの範囲内で答えています。 でも後半は『絶対に起こらないこと』を書きましょう。 例) 「料理している後ろ姿の上半身と下半身が微妙にズレてる」 絶対にありえないですよねwww こんな感じで もう人間じゃない、この世では起こらない非現実な回答が後半のボケとしては正解です。 ●みぞおちに風穴が空いて帰ってきた ●眉間にサーベルが刺さっている くらい現実には無い答え。 手品の要素が1%だけ入っていれば99%はもう関係なくてもいいですw 後半は何でもありなので、 1%でもお題に沿の要素が入っていれば、お題はもう関係なくていいです。 ただ、その解答だけが面白い、 どのお題だろうと、いつ出そうがその解答がただ面白いだけ。 お題から回答を導き出すんじゃなく、 ただ言いたい面白ワードを無理やりお題に繋げる感じ。 これはある程度、日常で面白いな~と思うこと、これ変だな~と思っているものを頭にストックしておくことが重要です。 例えば 日常で面白いと思うことを常に探して脳にストックしておくと、大喜利の時にその引き出しを開くことで面白回答に繋げることが出来ます。 例) 「座るイスあんまないですから、安田大サーカスのヒロの後頭部にどうぞ」 ※お題:相手を傷つけないシリーズ「紹介された彼女の父親が目玉おやじだった時」より 「ファミのチキは旨い」 ※お題:「令和版『隣の芝生は青い』を教えて下さい」より ファミチキって、よくジュニアさんが大喜利で使っているのを見ます。これはジュニアの大喜利ストックの引き出しの中に”ファミチキはおもろい”って入っているんでしょう。 このように『安田大サーカスのヒロの後頭部』や『ファミチキ』のような 単品でもおもろいワード、 つまりどんなお題が来ても使える面白いアイテムを常にストックしておくんです。 それが言いたいから、無理矢理そのお題とつなげるんです。 お題から導き出すんじゃなく、出したいワードが先行です。 なのでどんなお題でもコレ単品でも面白いワードを持っておくと強いです。 ●お題は関係なくただ回答が面白い オーソドックスでオールラウンダーな大喜利スタイルの千原ジュニアの 大喜利の答えだけを載せた本!! 408ページもあるからちょうど辞書くらいの分厚さでボリューミーでお得感。 大喜利が上手くなりたい方の教科書ともいえる一冊。 何度も何度も繰り返し熟読せよ!! 大喜利の回答を、順番の観点から考えていくという案はいかがだったでしょうか? 「順番なんてカンケーなくクソぶっ飛んだオモロイこと言えばいいんだよ」 って言う方もいるかもしれませんが、 それも1つの考え方で間違っていないと思います。 でも、 大喜利を集団芸ととらえて、 周りの回答を見ながら、 段階を踏んで色んなパターンの回答を散りばめられる人は、大喜利ができるなーと一目を置かれることは間違いないです。 そして、 そこがプロと素人の大きな違いじゃないかと僕は思います。③後半の回答
非現実な事を書く
お題は関係なくただ回答が面白い
後半のコツまとめ
Mr.模範解答の『答え』
まとめ