オリラジのあっちゃんこと中田敦彦が
松本人志をYouTubeで
『松本人志氏への提言』
というタイトルで動画を上げたことが話題となっています。
このブログ見てるということはもう内容分かっていると思うので割愛しますが、
僕は元芸人であり、この世のどの職業よりも芸人という仕事をしてる人達をリスペクトしているので、芸人が芸人を傷つけ合う今の状況はとても心苦しいです。
過去の記事でも書いたように僕は松本信者ですし、あっちゃんのYouTube大学も登録しているし、霜降り明星のラジオも毎週聞いていて、藤森慎吾のインスタもフォローしていますw
なので今の僕の心境は
もうこれ以上戦うの!やめましょうよ!!
ワンピースのコビー状態です。
ただ…
あの動画を全部見たけど、あっちゃんの発言にちょっと腑に落ちない部分もあって。。。
なので僕なりにあの動画を見て
中田敦彦氏への提言をしていこうと思います。
※【提言】考え・意見を提出すること。
「みんなM-1目指しちゃってもなぁ」
まず最初に引っかかったのは7:32秒のこの発言。
今の芸人は売れるためにM-1ばっか目指すようになった…
と、自身の体験談や当時の周りの状況を例に挙げながら、自分なりの賞レースへの考えを語るときに出た発言。
「俺からすると正直…みんなM-1目指しちゃってもなぁ
(中略)
僕の感覚からすると、お笑いって漫才だけじゃない。
そして、漫才が偉いとかも実はないんですよ。
だけどあの大会の凄い所は、漫才が偉いってしたところ」
はいはい、
確かにM-1は番組の冒頭から大袈裟なほどに音楽と映像で漫才師をカッコよく映し出すような演出で始まります。
その演出を見たら、漫才師が一番面白い!
この日、全芸人の中で一番面白い奴を決める!!
と思わせるような雰囲気です。
でもそれは、
M-1という大会の価値を上げるため、そして番組を盛り上げるため、さらにTVショーとして視聴率を上げるために”当然”の演出じゃないですか?
そりゃ漫才の大会を今からやるんだから漫才師を持ち上げるでしょ。
じゃーなに?
「別にお笑いは漫才だけではありません!コントやモノマネだって凄いんです!!だから今日優勝した芸人さんがなにも一番面白いって訳ではありませんからね!!!それでは今年もM-1グランプリ、スタートです!!」
って上戸彩が言えってこと?w
「M-1至上主義に近い」
この発言は11:02秒
M-1がもたらしたものはM-1至上主義に近い。
【至上主義とは】※あるものについて、それが最上のものだ、それに勝るものはない、とする立場。
要は、
漫才師が最上のものだ!
漫才師こそ芸人の中で一番偉い!
漫才に勝るものはない!
とM-1がそうさせたと言いうことらしいです。
ん~~、、、
別に視聴者はあっちゃんが思っているほどM-1至上主義になっていないと思うんですよね。
確かにどの賞レースよりも視聴率は高く、優勝者はその後のお笑い番組に出ずっぱりになるし、日本中の関心は高いとは思います。
でもそれは漫才が凄いだけで、
M-1が無理矢理、押し付けている訳じゃないですよね?
ただ視聴者がM-1をきっかけに漫才の面白さに気付いただけだと思うんですよ。
あっちゃんの言い方だと、実力や内容がともなっていないのにM-1が無理矢理、漫才が最高のお笑だ!って、押し付けてるんだって言ってるように聞こえます。
いや、そうじゃなくって
子供から年配の方まで分かりやすくて、言葉と動きだけのシンプルな手法で笑いを取る『漫才』が、単純に素晴らしいものだっただけであって、
なにも、別に面白くないものをM-1が無理矢理、誤魔化して面白く見せようとしているわけでは無いですよね。
石ころをダイヤに見せてるわけじゃないですよね?
漫才が素晴らしいからここまで日本中が毎年盛り上がるんだと思うんです。
この動画の中でも、
漫才は自分が向いているフォーマットじゃなかった…とあっちゃん自身が言っているんですが
M-1では結果が残せなかったから、M-1をうがった見方で至上主義と言ってしまう思考は『ひがみ』と取られても仕方ないかなと…
そして、その次に出た発言はさらに『ひがみ』感情がむき出しになってて
「それのカウンターカルチャーに置かれちゃったのがエンタの神様」
M-1のカウンターカルチャーに置かれちゃったのがエンタの神様
という発言は、
自分がM-1で活躍できずエンタの神様に出演していたので、
M-1だけが凄いんじゃないんだぞ!
エンタの神様に出ている芸人も凄いんだぞ!
って言いたいんじゃないですかね。
この記事を書くために何度も繰り返しこの動画を見て感じたんですが、
この人は恐らく『偉い』『偉くない』という評価基準で芸人(人間)を見てるとこがあるんじゃないかと感じました。
漫才師は偉い、
エンタ芸人は偉くない、
M-1でも一発で終わった人もいっぱいいる、
エンタ芸人でも売れ続けている人もいっぱいいる。
なんだよM-1ばっかりもてはやされやがって!
エンタ芸人の僕だって凄いんだゾ!!
って言っているようにしか聞こえないです。。。
でもお笑いの世界は一般の会社じゃないので『偉い』『偉くない』という分類があまりない場所だと思うんです。
だってテレビではあまり見ないテツ&トモなんかは営業という場でメチャクチャ稼いでいるし、
安田大サーカスのクロちゃんだって、あんな扱いだけど好きだと言ってくれる人はいるし、
賞レースで成績を残していない芸人でもお客さんをたくさん笑わせて楽しませているじゃないですか。
お笑い芸人の仕事って、人を笑わせることが目的であって、
決して『偉い』と思わせることが目的じゃないですよね?
だから、誰かを一人でも笑わせて、楽しませて明日への活力へつなげることが出来ているのなら全員偉いと僕は思います。
「審査員がなんていうかってのが超重要。特に松本さんだよね…」
13:36から『松本人志』という名前が頻繁に出てきます。
松本さんが、
『もっと点数入っても良かったと思いますけどね』
とか
『漫才中に紙を出すのがどう捉えられるかな?』
って言う意見を言ったんですよ。
評価に介入することを松本さんは言うタイプの人。
でも、、、こういった発言は別に松本さんだけじゃなくても全員言ってますよ?
巨人師匠もカウス師匠も、志らく師匠もナイツの塙だって、自分なりの意見をみーーーーーんな言ってますよ??
だってそれが審査員のお仕事だからw
昔、談志師匠なんてテツ&トモに「ここに出る奴じゃない」って言い放ちましたからねw
審査員は各自、みんな自分の審査基準を持っていて、それに基づいて審査をしてます。
その審査の基準をもとになぜこの点数を付けたのか…を話すのが審査員のお仕事です。
それは松本さんだけじゃなく全員ね。
「松本さんがあらゆる大会にいる」
松本さんはあらゆる大会を主催して、
あらゆる大会の顔役になっていった。
この辺から、あっちゃんの話しもまとまりがなく、次から次へと話題が転々としていくので気になった発言ごとに提言していきます
「芥川賞の審査員をやってる作家が一番偉い」
出ました!
『偉い』というワード。
「僕の意見で言うとあまりタメにならないと思う」
(審査員やる事を)求められていたとしても、
実際にやる事がその業界のためになるかどうかで言うと
僕の意見で言うとあまりタメにならないと思う。
なんでかって言うと、一つの価値基準しかないって言うことは
それ以外の才能は全部こぼれ落ちるからなんですよ。
確かにあっちゃんの言う通り、お笑は大衆演劇でそれぞれの価値観があって好き嫌いはバラバラだと思うんです。
だからこそ、
審査員は7人いるんです!
意見が偏らないように。
もし、審査員が松本人志ただ1人だったら
あっちゃんの言っていることは大正解だと思います!
松本さんの意見一つでその日の優勝者が決まるんだったらその通りでしょう!
でもM-1だってキングオブコントだって一本グランプリだってすべらない話だってザセカンドだって
ちげーじゃねーですか?
松本さんただ一人の意見で優勝者が決まった大会ってどれですか?
むしろ松本さんが名前を入れていない人が優勝した大会すらありましたよ!
あっちゃんの言い方だと、
さも松本人志が権力を振りかざし、その日の優勝者を決めている、
松本人志の一存で面白い奴を決めているかのようですが、
そんな大会どこにもないですよね?
こういうことを言う奴がいるから松ちゃんは、一番右側の席
今まで紳助さんが座っていた席にずっと座りたがらなかったんです。
あそこに座ると一番偉そうに見えてしまうから。
だから上沼さんをあそこに座ってもらったりしたんです。
こういうことを言う奴がいるから!!
「松本さんを超える才能を発掘できなかった」
M-1における成功って何なのか?
(それは)ネクストスターの発掘じゃないですか。
つまり本当の成功って松本さんを超える芸人が出てくる事なんですよ。
そうなの?www
それはあなたの意見ですよね?w
誰かが新しい大会の審査員長になってみんなが納得するような人が出てきたら、もしかしたらそれは成功したと言えるかもしれない。
(コイツはマジで何を言っているんだ…)
この文章、何回読み直しても意味が理解できないんですが。
かまいたちの漫才の
『もし俺が謝ってこられてきてたとしたら、絶対に認められてたと思うか?』
くらい難解な文章。
「お笑は芸術じゃない」
「お笑は芸術じゃない、
だから
漫才に対して”これは漫才だ、漫才じゃない”とか”面白い、面白くない”っていうのは…ん~必要ないんじゃないかな」
じゃー審査員は何すんね—–んwww
動画見ながら噴き出したわ!
あっちゃんが言うには、
お笑は芸術じゃない。
芸術は専門家が解説をしないといいのか良くないのかが分からないけど、
お笑は大衆演劇なので、どっちが勝ったか結構分かる。
そうなんだって!!
じゃーなんで毎回、大会後にあんなに意見が分かれてネットがあれるんだよw
マジラブの『あれは漫才じゃない』問題はむしろ視聴者が言い出したんだぞ。
視聴者わかってねーじゃんw
「より大きな笑いを取ったほうが勝ち」
より大きな笑いを取ったほうが勝ちでいいじゃないですか。
お笑いを審査員が審査するって言うのは非常に矛盾をはらんでいる。
おいおいおい。まじかよ。。。
じゃー、音量測定器をお客さんに向けて設置してそのデシベル数だけで競うってことになりますね\(^o^)/
まさか実際に賞レースに参加していた芸人さんが言うとは思わなかた。
『あれ面白くないな』は業界全体にとって悲劇
あっちゃん曰く、
あっちゃんも松本さんに昔ディスられたらしく、
ナインティナインも遺書という本の中でディスられた。
そうやって松本さんが『あれ面白くないな』って言うのは業界全体にとって悲劇だという。
確かに、それはよくないことだと僕も思います!
松本さんほどの発言力のある方が「面白くない」と言ってしまえば、業界全体にその芸人が面白くないというレッテルが張られてしまうから。
でも、
でもですよ、
ナインティナインはそれで消えましたか?
そうなんです!
このお笑い業界は、面白ければ消えないんです。
いくら悪の権化の松本人志が「チンカス」だと罵っても、
面白い芸人は消えずに売れるんです。←重要
何が言いたいかというと、
松本人志が面白くないと言って消えていった芸人は、
松本人志が面白くないと言ったから消えたんじゃなく、
その芸人の実力だったってことです。
爆笑問題が消えてますか?
共演NGとの噂のとんねるずは売れてなかったですか?
全て松本人志の意見だけで芸人が売れる売れないは決まりません!!
結局、売れる売れないを決めるのは視聴者なんです。
消えてしまったことを松本人志のせいにしてはいけません。
「松本さんを超える人材を作れていない」
松本さんを超える人材を作れていない。
って何度も言っているけど、
ボクらの時代でこう言っています↓↓↓
本人が言っているように、
松本人志を超える芸人はもういるんです!
あっちゃん!
大事なことなんでもう一回言います。
松本人志を超える芸人はもういるんですよ!
しかも何人も!!
サンドウィッチマンとダウンタウンが漫才対決をしたら、恐らく客席の笑いを多くとるのはサンドウィッチマンでしょう。
千鳥とダウンタウンがロケ対決をしたら、恐らく千鳥のロケのほうが面白いでしょう。
バカリズムと松本さんが大喜利対決したらバカリズムが勝つと思います。
すべらない話もコントもラビットの司会も恐らく、タイマンはったらダウンタウンを超える芸人はもうすでにゴロゴロいると思います。
でも、
松本人志を崇めるという笑いの取り方のほうが若手は笑いが取りやすいでしょ?
松本人志がヘコヘコしたてに入った笑いの取り方をしてウケると思いますか?面白いですか?
このボクらの時代の動画の真意は、
”カリスマ芸人松本人志”というキャラを演じて神輿に担がれていたほうが、若手にとっても番組にとっても本人にとっても都合がいいからそうしているんです。
まさにWin Win Wiiin
なんです。
「審査員をやりすぎている」
別に、松ちゃんが自ら「審査員俺がやるわ」って言ってるわけじゃないと思うんですけどね。
番組側が是非、松本さんに出てほしいと頼まれるから仕方なくやっているんだと思う。
中田敦彦vs松本人志
それofそれが言語化されてた
ありがとう株本https://t.co/EuhIxzl016 pic.twitter.com/EdCskPkm6f— SFF (@gokuchu888) June 7, 2023
↑まさにコレ!!
本当は審査員なんて誰もやりたくないって上沼さんだって言っていますし。
でも、求められるから
番組のハクが付くから
松ちゃんがいるだけで視聴率が上がるから
注目されるから
優勝者がその後の仕事にプラスになるから
だから松ちゃんは嫌々ながら名前を貸して広告塔になっているんだと思うんですよね。
だって、
松ちゃんがかかわっていない大会、R-1とザダブリュはイマイチ盛り上がらないじゃないですか?
もしあっちゃんが言うように、今から松ちゃんがM-1だけに審査員をしぼったら、他の大会がR-1みたいな大会になってしまうってことですよ?
そっちのほうがお笑い界にとって大損失じゃないですか?
松ちゃんが審査員を降りて、全大会が衰退していって、誰が得するの?
オズワルドの伊藤がTwitterで
って、言ってました。
あっちゃんは、審査員だから松本人志の発言は権威がある!って言い方をしているけど、伊藤(なべさんなのか?w)はそうじゃなくて、
松本人志に本気で憧れているから松本さんに褒められると喜んでるんじゃないですかね?
別に審査員だから喜んでいるんじゃなくて。
小さい頃から憧れていたあの松本人志に本気で憧れている芸人からすれば、
松本さんから漫才を評価される事だけでめちゃくちゃ嬉しいことなんです!
でも松本さんから漫才を評価されるためにはM-1に出るしかなくて、
だからそこで評価されたからとてもうれしいんじゃないですかね?
別に審査員の松本人志だからじゃなくて。
あっちゃんは松ちゃんのことを嫌いだから
大前提としてそこを見落としてしまっているけど、
松ちゃんを本気で憧れている芸人は『審査員という権力』を持っている松本人志だから評価されるのを喜んでいるんじゃなくて、
本気で憧れているから松ちゃんから褒めらると嬉しいんだと思いますよ
「松本さんに対して何も物が言えない空気って凄いある」
いかにも、松本人志が独裁者かのように言っているけど…
どの社会でもそうじゃね?
うちの会社でも上司に対して何も物が言えないよ。
一般の社会でもだいたい目上の人には物は言えないよ。
なにも松本さんだからじゃない。
さんまさんにも、巨人師匠にも物が言えないよね?
と、いうか
↓この動画ではあっちゃんに対して、同期の芸人や周りの芸人、相方の藤森ですらいじれないって言ってるし…
一緒じゃん!!!!!
でももし、あっちゃんが言ってる通り松本さんにモノが言えなかったとして
別に和田アキ子さんみたいに、圧力だけで持ち上げられている訳じゃないじゃないですか?
面白くもないのに、実績もないのに、ただ芸歴が長くて権力があるからただものが言えないんじゃなく、
松本さんが今までしてきたことが成功してきたから、
そして今やっていることがやっぱり面白いから、
それを思うと物が言えないだけじゃないですか?
いや、
言えないんじゃなく、物を言う必要がないんじゃないんですかね?
もし松ちゃんより面白いアイデアを出せる人がいたらモノを言ってもいいけど…
だって結構いっぱい結果出してるよ松ちゃんって人w
もし松ちゃんがクソつまらないことをやろうとしていたら、さすがに高須さんくらいは文句言うと思うよw
「松本人志さん以外の価値観を持つ人にハンドルを渡すことで新しいスターができる土壌を作ることが出来る」
松本さんが審査員をやりすぎているから、上記のことが出来てないとあっちゃんは言ってます。
要は松ちゃんが審査員をし過ぎているから、新しいスターが生れないと…
いやいや、生まれてますよー
ウッチャンはまった事で千鳥は売れたって千鳥自身が明言しているし
有吉のおかげで、とにかく明るい安村とかアンガ田中とかノブコブ吉村とかテレビに出続けているし
イグジットやフワちゃんヒコロヒーなんて、松ちゃんの恩恵べつにうけてなくね?
別に松ちゃんが賞レースの審査員を全部独占しようが、全部辞めようが、
面白い奴は売れる!!
なんでもかんでも松ちゃんのせいにすんな!
以上!!
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