ハイどーーもーー!ありがとう、いいもんじです♪
大阪は
笑いの聖地
と言われてるけど…本当にそうなんだろうか?
僕は東京で芸人をやっていた時に、実際に何人もの大阪人と出会い、
そして引退後に、大阪に少し住んでいたこともあります。
なので今回は、これまでの僕の実体験を踏まえ、
「大阪人は本当に面白いのか?」
について、僕なりの見解をだしおしみなく書いていこうと思います。
正直、大阪の人が嫌いでした…
東京で芸人をやっていた頃、こんなことがありました
友達の誘いで、知らない人がたくさん来る飲み会に参加した時のことです。
隣の席に座った女性が『大阪出身』の方でした。
でも最初、言葉遣いは標準語で
見た目もオシャレ大学生みたいだったので全然”大阪感”は無く、
とても感じのいい女性だったので、口説いてやろうと思ってました(笑)
んで、
話しが弾むにつれ
「そういえば仕事何してるの?」
と、聞かれたので
「一応、芸人やってるよ」
と、言った瞬間です!
ビックリするくらいの切り替えの早さで
「へぇ~、芸人なんや!どこの事務所なん?」
て、マジで急に”大阪弁”に切替わったんです。
さっきまでは、東京に染まりまくったオシャレ女子みたいなツラしてたくせに、
僕が芸人を名乗った瞬間
関西色をあからさまに出してきたんです!
人間、こんなに急に切り替えれるのかってくらい
まるで、さっきまで長袖で外歩いていたクセに
友達だけの空間になった瞬間タトゥーが見えるような服になる奴みたいに、
急に態度が大きくなりました。
ま〜でもこういうことは、芸人時代しょっちゅうありました。
「芸人ならなんかおもろい事やってや!」
「芸人なのにおもろい事言わへんな!」
「わしのほうがオモロイんちゃうか」
「オチは?」
「ナイツの漫才なんて俺ら小学校から同じことやってたで」
「今のとこツッコむとこやん!」
「漫才なんて間とテンポやろ?」
etc…
これは実際、本当に関西出身の方に言われた言葉です。
こっちは楽しくお酒を飲みたいだけなのに、
「なんか面白い事を言って」
なんて、そのセリフ自体がどれだけクソ面白くないうんこフリなのかもわかってない奴に、
言われて凄く不愉快でした。
中には理解のある関西人もいましたが、
結構な確率でこのような関西人ばかりだったので
僕は関西出身の方が大嫌いでした!
じゃー関西人は面白いのか…
芸人だと聞くと、急に顔色が変わるという特殊な性質を持った関西の方ですが、
じゃー、そんな方々自身は面白いのか?
僕が今まで会ってきた、
クソさむいからみをしてくる関西人を、
端的に一言で言い表すと…
「陽気なだけ」
という感じ。
ただお喋りが好きで、
大人数の中でも自分が中心となって喋れて、
他人のペースなんてお構いなしで、
話をフッてみたり(「じゃ、最近あった面白い話しドウゾ!」みたいなフリ)、
大人しい娘に
「ボーって聞いてるけど、次キミに話しフルから考えといて」
みたいなデリカシーのない、
まるで「さんま御殿」のMCを自分がやっているかのような、
おお裁きが出来ているつもりでいます。
でも、よ~く見てたら
その本人は何も面白い事を言っていないんですよね、全く。
そこで思ったのが、
関西人は
『お笑い芸人』じゃなくて
『お笑い芸人風』なんだな~って思いました。
話しを聞いてると、確かにお笑いには詳しくて、
陣内智則の名前が出れば
「リミテッド時代は面白かったな~」
とか、
ほっしゃんの話ししたら、
「昔チュパチャップスってコンビやったもんな」
とか、いちいち昔コンビやったの知ってまっせアピールをしてきたり、
芸人さんが言いそうなことを、
まるで自分が考えたかのように上手に言えるし、
ノリツッコミとか天丼みたいな技術的なことも、
恥ずかしがることなくやってきます。
んで、他人の話しとかに対してダメ出しをしたり、
いじったり、評論できてしまうので
たぶん、自分も芸人みたいにおもしろいと錯覚してしまうんだと思います。
ちなみにその方に好きな芸人を聞かれたので
『品川庄司の品川です』
というと、
「え!?あいつのどこがオモロイの?」
て言われたので、じゃー逆に好きな芸人を聞いたら
「明石家さんまやな!」
って、言われましたとさ。
いや、全員そう~
大阪に住んでみて気付いたこと
そんな、大阪の方に沢山会ったので
ぶっちゃけ大阪人に苦手意識がありました。
でも芸人を辞めて、仕事を探しているときに
大阪の叔母さんの小さい会社を手伝う事になり、
大阪に住むことになりました。
そこで出会った大阪の方達は、
東京で出会った大阪の人と違って
とても自然体で、常にボケているという感じはなく
要所要所で面白い事を言うような、
とても好感の持てる大阪人ばかりでした!
んで、トラウマがあったから最初は隠してたけど、勇気を出して
「元芸人」
ということを告白すると、
「へぇ~!すごい勇気あんな大変やろ芸人って」
と、意外にねぎらいの言葉までかけてくれたのです。
僕は、その人と凄く仲良くなって
飲みに行ったり、家に遊びに行ったりする仲になり
今まで思っていたことをいろいろと聞いてみることにしました。
俺「やっぱり、大阪の人は”バーン”って鉄砲で撃つふりしたら”ウワー”って言うの?」
と聞くと
友人「んま~、時と場合によるな!昔からの友達にやられたら”なにしとんねん”って返すけど、よそから来た人からされたらやるかもな」
という返答だった。
そこで僕は思った、
大阪の人はアレを面白いと思ってやっている訳じゃないんだ!と。
僕はてっきり、アレを”ドヤ、おもろいやろ”って思ってやっているのかと思ったら、
そうじゃなくて
『はいはい、これをやって欲しいんでしょ?』
的な感覚でやっているんだと。
だから”大阪人と言えば”と、
思われている期待に応えるためにやっているだけなんじゃないかと思います。
ようは
『サービス精神』
で、やっているだけで、
別に面白いと思ってやっている訳じゃない。
その人曰く、あれを面白いと思ってるのは、年寄と一部のイタイ大阪人だけらしい。
それを聞いて、ナルホド!と思いましたね。
大阪の方のほとんどは、
『僕は大阪人だから』というあるいみ使命感みたいなものがあって、
大阪人だから面白くないといけない、
人を楽しませなければいけない!
という
『サービス精神』
から、面白い事を言ってるんだと思いました。
面白い事を長所だと思っている
大阪に住んでみて、僕がいいなと思ったことは
『面白いということはいいことだ』
と思っていることです。
他の県の方は
頭が良かったり、
顔が良かったり、
スポーツが出来たり、
お金があったり
が、ステイタスだったりしますが、
大阪の人は
『面白い人』
ということが、すごく尊重される土地柄だと感じました。
ま、他の県でも多少は良しとされてるけど、
大阪はそれが特に強くて
笑い=正義
みたいな考えがとてもメインにあるなと思いました。
だから、他の県の方よりも
『面白い人が多い』
んだろなーという結論です!
そして、その考え方は僕が個人的に大阪の一番好きなところです。
だから、みんな面白い事を言おう言おうとするし、
その場を明るくしようと心がけています。
そりゃ中には、面白くない大阪の人もいます。
でもそれは
カナヅチの沖縄の人がいるように
テキーラが飲めないメキシコ人がいるように
童貞のイタリア人がいるように
全員が全員ではないです。
でも、
人を笑わせることはいい事だ!
って思っている府民性は
僕は大好きです。
大阪人の”あるある”をまとめた一冊!
大阪に住んでいる人も
住んだことない人も
両方が新たな大阪を発見できる本ですw
でも、おそらく大阪の人がコレを読んだら
「いや、ないわっ!!」
って、ツッコむんだと思います。
…それも”大阪あるある”ですw
まとめ
僕の中の結論として
大阪人は
『面白い人が多い』
んじゃなくて、
『サービス精神旺盛』
な人が多いです!
ボケるのも、突っ込むのも、バーンてして”ウワー”ってやるのも全て
『サービス精神』
からくるもの。
大阪の飲食店に、
安くて美味い店が多い
のも、サービス精神の仕業。
東京は、
『高ければイイもの』
『ブランドならイイもの』
『みんなが行ってる店だからイイもの』
って、感覚だけど、
大阪はそれでは通用しない!
『高くていいものは当たり前!いいものを安くで提供するのが本当のサービス業!』
って、大阪の叔母さんは言ってました。
東京の人は、高いものを買ったことを自慢するけど、
大阪の人は、いいものを安くで買ったことを自慢するらしいです!
それを知って僕は大阪という街が大好きになりました。
そして、
大阪の串カツはホント”安くて美味い”です。