ハイどーーもーー!護身術でねじ伏せられたもんじです♪
2017年に開始した
【女芸人No.1決定戦 THE W】(ザダブリューと読む)

その名の通り、一番面白い女芸人を決める大会なんですが…
第一回ということでいろいろと気になるところがありましたねw
『つまらない!!』
と、言ってしまうのは簡単ですが、
この大会に命を懸けている人もいるので、
今後もM-1やキングオブコントに並ぶ賞レースになって欲しいという願いも込めて
勝手にこの番組の気になったところや、改善したほうがいい所を書いていこうと思います。
届け!!日テレへこの想い!!
まずは大会概要
公式HPからの引用↓
いま乗りに乗っている女性芸人たち待望のコンテストが開幕!
漫才・コント・一人芝居・モノマネ・パフォーマンス・手品などなど
面白ければ何でもアリ!女性たちが笑いで激突!
史上初の「女性芸人の祭典」かつ過去に類を見ない「異種格闘技戦」が
いよいよ幕を開けます!
要約すると
【出場条件】
女性であることのみ!
【ネタ】
なんでもあり!
【優勝賞金】
1000万円!
【副賞】
日本テレビ系レギュラー番組の合計視聴率100%分出演権!
【司会】
徳井義実、間宮祥太朗、水卜麻美
【審査員】
柴田理恵、新川優愛、生瀬勝久、ヒロミ、吉田沙保里、若槻千夏
+一般公募から選ばれた395名
【副音声出演者】
松本人志、高須光聖
※ここに松本人志を持ってきたのは大正解だったと思います。
お笑いの大会で松本人志が少しでもたずさわっているだけで、大会のハクが付きますからね。
日テレがガキの使いやっててよかったね。
気になったところ
審査員
番組が始まってまず最初に気になったのが審査員。
芸人がヒロミだけやんww
絶対おかしいだろ!!
だってフィギュアスケートの審査員が、サッカー選手とか映画俳優とか漫画家とかがしているのと一緒よ?w
M-1くらいビックネームを集めろとは言わないが、
審査員はせめて『芸人』という肩書は必須でしょう。
いや、でも分かるよ。
ネタのクオリティや大会の規模を考えると、
真剣に審査を引き受けてくれる人がいるかどうかわからないけど、
じゃーせめて【審査員】という名目はやめて【観覧ゲスト】くらいにしとかないと。
司会者
賞レースの成功のカギは司会者にあると僕は思います。
審査員に感想を求めたり、芸人にインタビューしたり、その番組全体をコントロールする
クラシックでいえば【指揮者】的な存在です。
M-1→今田耕司
キングオブコント→浜田雅功
R-1→雨上がり決死隊
THE MANZAI→ナインティナイン
・
・
・
THE W→徳井義実

指揮者に向いてなさすぎる!!
徳井さんが悪いわけじゃなく、人選が悪いって話です。
あの人は、指揮者の横にいて才能を発揮するクラリネットtypeの人です。
さらに言うと、そしたら(R-1やTHE MANZAI同様)チュートリアルで出さんといかんわ!
横には福田さんじゃなくて
なんであんな、目バッキバキの俳優を横に置いた?www

そこがしっかりどっしりしていないから、
この大会が終始軽い大会になっている気がします。
採点方法
なんでもかんでも否定はしてはいけないので、
審査方法はまだいいと思います。
さっきも言った、アノ審査員たちだけに審査されて厳正な審査とは思えないし、
まず芸人たちが納得しないと思う。
そう考えると、芸人が相手しないといけない(笑わせないといけない)人たちは
『一般視聴者』
なので、その方たちが審査するのはいいと思います。
これはあくまでも”THE W”だからOKだと思います。
やはり、ネタのクオリティーは他の賞レースよりかは落ちるので、
それをもしM-1みたいなガチの審査をされたら酷評が続くと思うので…
だから、ゲスト審査員の”べた褒めコメント”はこの番組の救いだと思いました。
番組のコンセプト
大前提として、この番組の見方がイマイチ掴めません。
M-1のような緊張感を持たせた厳粛な大会にしたいのか?
それともENGEIグランドスラムみたいなただのネタ番組にしたいのか?
どっちつかずなんだよなー
それは、ネタに入る前の間宮祥太朗のフリ
『THE W 第〇試合はこちら!!』
のあのジェスチャー(上記”司会者”の写真参照)
アレいらね!
だって真剣勝負の前にあんな流行らせようみたいなの入れられたら緊張感が薄まるでしょ?
例えば4年に1度のオリンピックスでスタートの掛け声が
「位置について…オリーーーン・ピーック!」
だったら嫌でしょ?
それと同じことしてんのよ。
細かいけどそこの一つだけで大会の重みが全くなくなる。
全体的にチープになちゃうんだよなー。
ネタ中の笑い声
これネットでも結構騒がれてますね。

確かに僕も気になりました。
一番最初の【はなしょー】のネタ
…出てきただけで笑い声
マジで冷めました。。。
なにもしていないのに。。。
どっちらけです。
もっとヒドイのが【まとばゆう】の歌ネタの入り
『手短に~まとめたい~』ってゆー導入
ここだけで会場から笑い声。。。

これまだネタの説明部分よ?
ゲラとかゆー以前に、まだパンチを打っていないのよ?
あれは酷いです。
同じ日テレ系の『エンタの神様』を見ているようでした。
女芸人で、笑い声が全くおこらないという懸念があったのかもしれませんが、
あんなことされるくらいならまだスベったほうがいいです。
芸人たちはかなりやりづらかったと思いますし、
女芸人たちを、ネタを、少し馬鹿にしている気もします。
TVショーなのでどうしても笑いを足さないといけないのなら、
もっと上手いタイミングで、そしてあの甲高い”ウソ笑い”みたいなのだけはやめてほしいです。
日テレだって何十年もバラエティーやっててできないはずないと思います。
対戦方法
トーナメント方式はいいと思います。
でも、
トーナメントで勝ち上がった決勝戦、
二本目のネタは5人連続でネタを一気に見せて一人を選ぶって…
いやもう一人目のネタ忘れるし。
そんなの完全に後半有利やんww
実際に、途中のVTRにあった順番を決めるシーンで
ゆりあんがトーナメントの一番最後を早い段階から取っていた場面があったけど
あれはこれを見越していたんじゃないかな?
R-1にも何度も出て賞レースの空気や、ネタの順番の重要性を知っている彼女なら計算だと思う。
ニッチェの紹介文
”ネタで売れたい人気者”ってなんか違和感。
「優勝してグルメロケとかだけじゃなくてネタの実力も認めてほしい」なら分かるけど…
売れたいって、まずもう売れてるし…
そして、売れるきっかけは「オンバト」とかのネタ番組だし(要はネタで売れてるw)
じゃーネタで売れたいなら、ネタ以外の仕事を全部断ってライブを中心に活動してないとおかしいし
だいたい
売れたい→人気者って言葉が矛盾してね?
トップに立ちたいNo.1ホストって言ってるようなもんじゃね?w
細かくてすみません。
でも、ちょっと気になったもんで。
アジアンの紹介
アジアンと紺野ぶるまの対決の前のVTR紹介の時に
『恋よりもネタに恋い焦がれる2組の対決』
って紹介されてたけど↓

いや、隅田さん婚活中やん!!!
え?ボケたの?
その前の紹介VTRでも
「3年間婚活のためにTVは控えてます」
って言ってる映像を見せられたばっかりやし。
おもっきしネタより恋を重視してますやんwww
え?なに?このVTR作った人クスリやってんの?
映像と言葉がめちゃくちゃですよ笑
ネタの総括
一人一人の、僕個人的なネタの感想です。
偉そうに言っているので不快になりそうな方は見ないでください。
ちなみに結果にも触れています。
【はなしょー】
かなりネタを研究して、作り込んでるんだろなーってのがわかります。
1つ1つのワードに凝ってるし、面白い動きも散りばめてる。
でも全体的にボケが弱かったですね。
それが一番目の順番だったからもろに目に付いっちゃいました。
そして、頑張って面白い人になろうとしてる感が見え隠れします。
コントはその人から滲み出る面白さを表現・誇張しないといけないと思うので無理してる感がありました。
【ニッチェ】

ネタで勝負したいってゆーわりには、テレビでだいぶコスったネタでしたねw
一本目も二本目もTVでよく見るネタ。
ネタで売れたいならTKOとかみたいにちゃんと新ネタ下ろしたり、
単独ライブでネタを仕上げてこないといけないでしょー?
ま〜それでも面白いですけどね!←どないやねん
ネタだけで言えば、アジアンより個人的には好きです。
ただ、素人は漫才の方を評価しがちなんですよね〜・・・
【アジアン】

優勝候補と言われているだけにさすがの安定感ですね。
やっぱM-1に出場経験がある人達です。
でも、M-1の時よりも笑えなかったのはなんでだ?
なんか、会場の空気とかもあるんだろうけど
8割くらいの力、、花月とかの劇場でやってるような手抜きな感覚を受けました。
周りがイロモンばっかりで本気で漫才やるのがバカバカしく感じたのかな?笑
今野ぶるま

面白い!!!
沢山一人コントする女芸人はいるけど実はこのルックスだからできるネタ!
例えば横澤夏子とかがこのネタをやったら、
ブスのくせに勘違いしている
ってゆー笑いになるけど、このルックスだから、本当にガッガッていけるもんね笑
ちょっと途中の肩を揺らしながら”○○なんだわ~”ってのは流行らせようという、
ライスの”○○してくれ〜”感はあったけど、売れるためにはワードも大事だからね!
モテない人には胸糞悪いネタだろうけど、遊び人ならあるある的なネタなので、賛否が分かれるでしょうね笑
【中村涼子】

演技力とかはさすが舞台で演劇をやってるなって感じ。
ネタも役者さんが考えたような綺麗なネタで、脚本で笑わせようとしているネタですね。
でも、コントがしたいならそれ以外のボケも必要…。
ボケというボケは無いし『もしも彼氏が幽霊だったら』という一人芝居ですね。
だから笑うというよりお芝居を見ている感覚になりました。
【牧野ステテコ】

はい。完全にあらびいてます!
審査員に東野さんがいたら笑い転げているでしょうねw
全体的にスベリ笑いなので反則みたいなところはありますが、
一つ一つのボケどころで笑いをとっていたので凄いと思います。
技術とか構成とかの評価を抜きにしたら、
この大会で一番大きな笑い声をかっさらったのはこの方でしょう。
【まとばゆう】

今回、唯一の歌ネタでしたが面白かったです。
歌ネタはパッケージが決まってるので難しいですよね~。
ただ、歌ネタとかフリップ芸みたいなのは、ネタはもちろん大事ですが
ネタとネタの間のセリフが実は大事なんですよね!
この方は「ありがとうございます、ありがとうございます」って言ってましたが
そこで説明のボケを入れてネタをどんどん転がして次に繋げないといけないのに、
一個一個のネタでブツ、ブツっと切れてしまっていました。(これはR-1優勝の中山功太さんがうまいですよね)
でも、この大会は手品もダンスも歌もなんでも評価の対象なら
この方の『ピアノの上手さ』も評価しないとダメなんじゃないですか?
結局笑わせた人が勝ちなら芸人しか出ないでしょう?
過去のR-1(2013年)にアンドーひであきという方がパントマイムで出た時に、
審査員の板尾創路さんは笑いよりもそのエンターテインメントりょくを評価していましたからね。
でも、ネタが終わって徳井さんと絡むときの素のトークのときメチャクチャおもしろかったですねwww
他の芸人はキャラのセリフで考えてきてたり、作っている感じはあったけど、この人は素でうぜーっすね笑
なのでネタ以外のバラエティー番組で見たいです!!
関係ないですがこの写真、スタップ細胞の小保方さんに似てますね。

【押しだしましょう子】

見た目は素人が芸能人をディスって笑いを取るようなOL的なネタをするのかと思えば、
超ゆるゆる〜な女版もう中学生みたいだったw
だから ネタの内容とかを評価するのは難しいけど、
1つ言えるのは自分のキャラとか立場をちゃんと分かってるな〜って思う。
この人も自分しかできないネタをやっています。
ただ、トーナメントに書き込むペン薄ぅ〜ww
もしかしたらそこも狙いかもね笑
【どんぐりパワーズ】

完全に出オチです。
なので”ダイエット外来なのに太っているナース”が出てきた時がMAXですw
(そこもそんなにウケてない。だってデブ出てくるって紹介VTRで知ってるからね)
ボケの一つ一つもありきたりで、太った芸人がこれまでやってきたものばかりです。
見た目いじりはツッコミのワード命です!
その全部がフツーのこと言ってますから、、、ねぇ~?
たぶん他のデブ芸人が見てて「あ~、それ全部やったことあるわ」ってテレビの前で言ってると思います。
トレンディエンジェルがダブルハゲなのにナゼあそこまで笑いを獲れるかというと、
ハゲだけに頼ってないし、ハゲの使いどころがうまいからです!
そして、女芸人が太っているってもうそんなに珍しくないですからね…
【ゆりやんレトリィバァ】

1本目のネタは、自分のネタの『授賞式』と『アメリカ人の生態』のセルフコラボww
この人は見た目やキャラで笑いを獲ってるって思われがちですが、
ピアノが弾けたり、モノマネが出来たり、あるあるだったり、ワードセンスだったり
実は芸達者なんですよね~。
ここまで沢山ネタ番組にでてるから、見たことあるネタを出す可能性が一番ある人なのに
こうやってネタを仕上げてきたり、二本目のネタは僕は初めて見ました!
この大会にかけるその思いと、これまでのネタに対しての功績とかを加味すれば、文句なしの優勝でしたね!
おめでとうございました♪
まとめ
この大会を見終わって、思った感想は
『残念』でした。
僕はお笑いが大好きで、この大会もテレビの前で正座して(心でね)しっかり見てました。
ただ、首をかしげるところが多すぎて…
制作側はどうなのかはわからないが、出演者は間違いなく本気で、命がけでやってます!
ネタを作るのって本当に本当に大変だし、
この与えられた絶好のチャンスをつかんで人生変えてやろうって思って挑んでいます!
その気持ちが分かるから、この大会をみてちょっとガッカリしました。
でもまだ第一回目だし、
今回のダメだった部分を修正してM-1やキングオブコントみたいに末永く続いていってほしいです!
芸人さんが日の目を浴びるチャンスは一つでも多いほうがいいですからね♪
ちなみに今回の記事は『wwww』を多めに使ってみました。
THE W だけにね!