どーーもーー!おにぎりをオカズにご飯を食べるもんじです♪
オダウエダの優勝で波乱の末、幕を閉じた2021年のTHE W
大会後に賛否が巻き起こるのが賞レースの常ではありますが…
それを見て僕はいつも「プロの審査員がジャッジしてるのに素人がゴチゴチャ言ってんじゃねーよ!」っと思っていました。
が、
流石に今回の大会は、そんな素人目にもおかしいと思ってしまう部分が多々あったので、だしおしみなく羅列していこうと思います。
批判があってこそ大会の発展だと思うので、今後もザダブリューがもっと良い番組になって末永く開催し続けられるように愛を持ってボヤかせていただきます。
①審査員紹介の変な間
まず初めになんじゃこりゃって思ったこと。
序盤の『審査員紹介』のときに、
ハイヒール・リンゴさんが
「あの~審査どころやないんです!」
と、審査員の第一声ではあり得ないセリフをぶちまけたところで次の審査員ヒロミのターンに移行しました。
まだ話している途中で!です。
このセリフだけで次のターンに行かれたリンゴさんは審査を放棄した超悪者に映って周りをザワっとさせてしまいました。
幸い、そのあとの友近が
「リンゴさんの話には続きがあります」
とナイスフォローを入れてくれたからなんとか助かったけど、それがなかったらとんでもない所でコメントが切り取られ大事故になっていたはずです。
結局は「久本っちゃんにはこういう照明があるのに、私にはないんですよ!」というボケ台詞へと続くフリだったんだけど、あそこで切られたらただの暴言にしか見えませんよね?
あれは素人が見ても、どう考えてもリンゴさんは話の途中で、まだ次があるのは明白でした。
そのコメントを切ってまで無理矢理つぎのヒロミに切り替える理由があったんでしょうかね?
マニュアル通りの型にはめた流れで、もう決めれた予定調和な事しかできないんだったら生放送は向いてないですよね。
②応援ブースのフワちゃん
次に違和感を感じたのは応援ブースにゲストで呼ばれていたフワちゃんです。
その応援ブースは番組の中盤にちょくちょくフラれて映し出されるんだけど、その度にフワちゃんのいつものあの感じでメチャクチャにしていました。
それが賞レースの緊張感を台無しにしてしまっていた。
でもこれはフワちゃんが悪いわけではないんです!
だってフワちゃんってそんな人だしwそれが分かってキャスティングされている訳だから、フワちゃんは通常営業をしたまでです。
だからこれはそうなると予想できていない番組側がアホすぎる。
賞レースは適度な緊張感があることで、一般の方もいつもは流し見のネタ番組とは違ってしっかりとネタを見てくれるようになるんです。
そうすることでネタもより面白く見えてくるし、
なにより番組自体にハクがつく!
その結果、優勝に価値が生まれるんです!!
ファイナリストのネタを信頼せずに、小手先の笑い欲しさにテレビ的な演出をしたせいで、そのへんのネタ番組と化していたのは完全に演出側の問題です。
もっというとフワちゃんはネタで売れた人ではないから、そんな人があの場所でゴチャゴチャやられたら真剣にネタを頑張っている人からすると違和感を覚えます。あそこでゆりやんがちょけるのとはわけが違うんです。
なのでフワのキャスティングは小手先の笑いと、若者世代を取り込みたいという安直な発想でしかないミスキャスティングだと思います。
③審査方法
今回書く中で僕が一番ダメだと思うのがこの審査方法です。
THE Wの審査は、先にやったネタと今のネタを比べて勝者を決める、いわゆる勝ち抜き方式です。
↑勝ったコンビが残って次のコンビへ比べられる
この勝ち抜き戦方式がまかり通るのは、柔道や剣道などのハッキリと勝ちと負けが分かる場合のみ有効だと思うんです。
こういう芸事のような、感覚的な採点をしいられる勝負には完全に向いていない!
だって賞レースのネタは単純に勝ちor負け
ではなく、
技術や発想やその日の出来や客のウケなど細分化して審査するもんだと思うんです。
例えるならフィギュアスケートの採点と一緒です。
そこには細かい採点項目があって、それに当てはめて点数を出しています。
それと一緒でお笑いの賞レースは『面白さ』というものを点数化したことが革新的だったんです!
審査員もその時に見てすぐに点数を出すことで、新鮮に、純粋にネタの採点が出来るんです。
でもこの大会は30分前に見たネタとたった今目の前で見せられたネタを見比べないといけないんです。だったら絶対にたった今見たネタのほう強烈に印象に残るに決まってます!
逆に30分前のネタと今のネタを比べた時に前のネタを面白いと思ったとしても、それは本当に面白かったのか?過大評価しているだけではないか?って絶対に平等に見比べることは不可能なんです!
頭の中にかすかに残っている4本前に見たネタと、たった今見た新鮮ホカホカのネタを果たして純粋に、平等に見比べることが出来てるでしょうか?
その都度ネタを見たらすぐに点数を付ける!
コレが一番平等にネタを競い合わせる採点方法なんです。
そこに差別化はいりません。
確かにテレビ的になんとか他の賞レースと差別化しないといけないんでしょうけど、それは他の部分でナンボでもやりましょ。
むしろ女芸人しか出場できないってだけで十分差別化されてるんだから、採点はシンプルで大丈夫ですから。
あんな毎回、全国民から納得されない採点方法を続けて番組がつまらなくなって視聴者が離れていくことの方がよっぽど番組をダメにしています。
④客席の声演出
エンタの神様でよくみられる声の演出がこの大会でもよく見られます。
例えば、大会一本目のネタ『ヨネダ2000』が登場してきたときに、
客席から「ふぅ~~」という歓声が会場から聞こえました。
ぶっちゃけヨネダ2000のような無名の芸人が出てきてあの歓声が沸くはずないですw
あの歓声は今をときめく、ご存じの芸人が出てきたときにのみ当てはまる歓声です。
なのでメチャクチャ違和感を感じました。
その他にもそんなに面白くない時にも付け足し笑いをしたり、
ワーキャー盛り上げる様なエンタ歓声が多々見受けられました。
賞レースは会場のウケも審査に影響するのでそんなことしてしまうと審査にブレが生じます。
ようするに審査が平等ではなくなります。
やめて下さい。
⑤得点の発表の仕方がバカすぎる
紅しょうが対茶々の得点発表の時、
結果は4対3の接戦だったのにもかかわらず
票の入れる順番が、紅しょうがに4票あっさりと入れているんです↓
おわかりいただけただろうか?
審査員は7名しかいないので4票入ればもう勝ちは確定なんです!
なので、一票差の接戦の場合は絶対に
三票対三票にしてから、最後に紅しょうがに一票入れたほうが盛り上がるんです!
なんでそんな簡単なことが出来なかったんでしょうか?
今大会唯一の接戦で、一番盛り上がる場面だったはずなのにバカみたいな発表のせいで台無しになってました。
⑥友近のコメント中に紅しょうががブリッジ
賞レースの醍醐味の一つと言えば、
審査員のネタを見た後の感想です。
芸人が芸人のネタを見てコメントをするのなんて賞レースでしか見れないし、それがあることで大会の緊張感やガチ感が高まって見ごたえがあるものになるんです。
そんな中、天才ピアニストのネタ後の友近がネタの感想を喋っている途中で
敗退が決定した紅しょうががブリッジしているシーンへと切り替わったんです。
ありえます?w
このシーンに当然友近も話しをさえぎられたため微妙な表情になってしました。
でもこれ、一般の方が見たら紅しょうがが変なタイミングでブリッジをぶっ込んできたって写ってしまいがちだけど、あれはおそらく友近のコメントが終わったタイミングで、カメラが紅しょうがに切替わったら→ブリッジしていた…ってのが紅しょうがはやりたかったと思うんです。
そうです紅しょうがはただスタンバってただけなんです。
だとしたらコメントの途中でそこにアップして映すべきじゃないです。
コメントが終わってからパッと切り替えて映せばよかったと思います。
⑦映す芸人を間違える
これはマジで初歩的で大変失礼なミスなんですが、
女ガールズのネタが終わった後の友近のコメントで、天才ピアニストに対してコメントをしているときに
女ガールズが画面に映されてるんです。
これはどういうことでしょうか?
単純にコンビ名を憶えてなくてどっちがどっちなのか分からなくなってのミスなんでしょうか?
次は女ガールズのコメントの時に天ピが映ってるしw
相手のお褒めお言葉をいただいてるときに敵はどんな顔しとんのかな~…ってこと?w
敵が褒められてるときの屈辱な顔を晒されて、ただの当てつけにしか映りません。
悔しいがっている顔をただただ日本中に映されて、、、
あれは何をしたかのか。謎です。
⑧暗転しきってない
これは少し細かいんですけど、
天才ピアニストのファイナル2本目のネタの時です。
一回目のレジが終わって暗転(ステージの電気が消えること)したときに、
中央の奥の照明がちゃんと消え切っていなかったので、
二人が急いでカゴを戻して次のシーンに移るドタバタ、アセアセの動きがシルエットで見えてしまってました。
あそこはしっかりと真っ暗になっていれば次に明るくなった時にすんなりと次の日だと見てる側が分かりやすくなるのに、あのドタバタ、アセアセの裏の動きを少しでも見てしまったから冷めてしまいました。
優雅に泳いでいる白鳥の、水中の足元は必死で足漕ぎしているのを見せられた気分になりました。
THE W 2018優勝者
第二回のザダブリュー優勝者
阿佐ヶ谷姉妹による初のエッセイ
2人のあの独特な雰囲気がこの本にも表れていて、なんとも不思議な気持ちになれます。
40代・独身・女芸人の謎に包まれた同棲生活が
これを読めば、さらに謎が深まりますw
おわりに
細かいことをゴチャゴチャと羅列してしまいました。
ほとんどが芸人のミスじゃなく番組側のミスが多いです。
でも世間から叩かれるのはいつも芸人なんです。
それが何よりもかわいそう。
せっかく、世間的な認知度も上がって、ネタのクオリティも上がってきているのに番組側のミスでダメな大会に映ってしまうのはあまりにももったいないです。
まだまだこの大会は発展途上だと思うので、今回の反省点を活かして今後もますます面白いいい大会になっていくことを期待しています。