【引退】僕が芸人を辞めた4つの理由。決め手となった出来事!

ハイどーーもーー!名前も知らない部位に毛が生えるもんじです♪

 

芸人が自分から引退をする理由なんて、ただ1つです。

『売れないと思ったから』

それだけ!

 

ゴチャゴチャ言い訳をつけて辞めて行く人もいるけど、

本当のところを突き詰めて行くと、

結局これに行き着きます。

 

いくら飯が食えなくても、全然テレビに出てなくても、

「俺はいつか絶対売れる!」

という炎が消えない限りやめることはないのです。

 

だけど、

辞めようと思う”きっかけ”は人それぞれ。

 

今回は、

僕が芸人を辞めようと思ったきっかけを書きたいと思います。

 

書きながら涙が出ていると思うけど、

ブログだからバレなくてよかったな…

 

辞めようと思った4つのきっかけ

 

①結果が出せないから

『売れない』と、思って辞める人はいても

自分を『面白くない』と思って辞める人はあまりいないと思います。

 

僕も、いまだに自分は面白いと思っているし、

つまらなくなったから辞めたわけではありません!

 

でも、芸人という仕事をやっている以上

何か”結果”を出さなければ、

それは仕事ではなく趣味です。

 

営業マンはノルマを達成しないと減給、

もしくはクビすです。

野球などのスポーツ選手も、

結果が出せなければ戦力外通告されます。

 

趣味と仕事の違いは、

結果を出さなければいけないということだと思います。

 

ただ芸人は、自分から「や~めたっ」って言わなければ、

芸人という肩書を名乗りなが続けることができます。

 

でも僕は、
その肩書にしがみついて、芸人と名乗ることが苦しくなっちゃいました。

 

俺は本当に芸人なのか?と。

 

ちょこちょこ舞台でネタをしているだけの、

ただのフリーターなんじゃねーかと。

 

吉本のライブで優勝とか、

細々した小さいものはいくつかあったけど

やっぱり芸人を仕事でやっている以上、

確実な結果を出さなければいけないと思っていました。

 

なので、相方と話し合い

「このM-1で3回戦までいかなければ辞める!」←甘め~www

という前提で出場し、

結果2回戦止まりだったので、それキッカケで辞めました。

 

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②結局、売れるためには『人間力』だと思ったから

僕らのネタは面白かったと思います。

実際に、ネタで笑いを取れていたし

何度もライブで一位を取りました!

 

ただ、

それは頑張って面白いネタを考えて、

練習して、

面白い人間になろうとしていました

 

でも結局、今売れてる(売れ続けている)芸人って

そうやって”作って”面白くしていないんですよね。

 

ネタ以外のトーク番組やロケ番組などのバラエティで、

素の状態で話しているけど、

ずっと面白いでしょ?

 

バナナマンの日村

ロッチ中岡

宮川大輔

おぎやはぎ

オカリナ

など…

その他もっともっと!

 

あの人たちは、別に面白いトンチの利いたボケっていうボケを言ってないのにずっと面白い!

「うまーーーい!」

って言っただけで面白い!

自転車に乗っているだけで面白い!

なんやったら、ただそこにいるだけで面白いんです!

 

同じことを僕がやっても面白くないことを

あの人たちがやれば面白くなるんです!

 

それは生まれ持った

「人間力」

が面白いからです!

 

だから24時間365日おもしろい。

 

そんな人に勝たないといけないんです。

 

映画『火花』で、

見た目とキャラだけでドーンと売れた

『加藤諒』演じる後輩芸人に対して

「あいつは俺らが何百回と漫才やっても、産まれてすぐに超えられてるんやろな」

っていうセリフがあるんですが、

そういう事だと思います!

映画版 火花

映画『火花』を元芸人が観て胸に刺さったセリフ&名シーン【感想】

2021.08.13

結局、作られたものは所詮ニセモノ。

やっぱり『自』の面白さには敵わないです!

 

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③上には上のエンドレス地獄

僕が芸人をやっていた時は

『レッドシアター』

が爆発的に流行っていました。

 

はんにゃ、フルポン、しずる、我が家…

あんなに超絶人気があって、

しかも人気だけじゃなくネタもちゃんと面白かった!

 

そんな、クソ面白い芸人が

今どうですか?

もう出てないんですよ?

 

ジャルジャルこそ、かろうじて出続けているけど

いまだに安定した位置にいない、

『ふるいにかけられている状態』です。

あのジャルジャルでさえですよ?
(僕は当時ジャルジャルが一番好きでした)

松本人志が一番面白と言っているのにですよ?

ネタを8000本も書いているのにですよ?

 

もう嫌になっちゃいますよね?笑

 

漫画『ルーキーズ』で、

安仁屋が野球を辞めた理由は、

中学で化け物だと思ったピッチャー川上が、夏の甲子園で1イニング12点も取られ、さらにその試合勝ったチームは次の試合ボロ負けし、そのまたチームも…

みたいに『上には上がいる』

ということを目の当たりにして努力をしても無駄だと悟った、っていうエピソードがあるけど、

なんかお笑いの世界も、

先輩芸人には逆立ちしても勝てないほどの化け物がいて、

さらには次から次へと凄い武器を持った若手が出てくる!

 

そんな”上には上エンドレス”な世界を想像したら

ゾッとして辞めようと思いました。

 

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④30歳という大台を目の前にビビった

30歳 崖っぷち 引退

僕が芸人を辞めたのは29歳の時です。

22歳で宮崎から上京して、

気づけば30歳目前になっていました!

 

この歳にもなれば、周りは安定した収入を得て、役職もついた同級生も居ました。

結婚して、子供が3人いる奴もいました。

 

さすがに、同級生がそんな状態なのを見て焦らないほど僕の感覚は馬鹿になってなかったです

 

ふと冷静になって、

『あれ?今まで俺なにやってたんだろ?』

って、急に怖くなっちゃいました。

 

20代前半の若い時って、

地元の人たちしか見ていない狭い世界にいます。

しかも、

将来を見据えずに今しか見えてないので、

『今凄くないといけない』

と、思っちゃいます。

 

20代前半は30代の時なんて想像もできないですから、

何もしなくても自然と幸せになっているだろう

って、勘違いしがちです。

 

今だから言えます、

 

『何才になろうが、幸せって時が経てば来るもんじゃないです!!』

 

将来を見据えて、コツコツと一歩づつ努力し続けた結果、

少しずつ”幸せ”と思えることが手に入っていくんです。

 

僕みたいに、一発逆転ホームランを狙って

しかできないことを』

とか

みんなに認められたい』

と思って、無謀な挑戦をすると

その代償はデカいよ!ってことです。

 

30代を目前に、

自分には今なにも積み上げているものがない!

と、気付いてしまい

「引き返すなら今だ!

30代で就職活動と

20代で就職活動では、

全然違うぞ!!」

って思ったので、

30歳を目前に相方と話し合い、辞めようという結果になりました。

 

最期のベッドの上で笑顔でいたい

『後悔しない』
って難しいですよね。。。

でも、この人を見てると
その『後悔しない生き方』って可能なんじゃないかって思えてきます。

この本に書いてある方法を一つづつやっていけば
後悔しない人生に近づけるんじゃないかと思います!!

おそらくこの人は、
”何の仕事をやってても成功してただろうな~”
って思えてくる一冊です。

死ぬまでに必ず読んでほしい…
出来れば早ければ早いほうがいい!!
↓↓↓

 

まとめ

芸人をやっているときに、よく

「辞めるのも才能だ!」

って言われていました。

 

面白いこと、面白くないことが分かる才能が無いと

芸人は当然売れません!

 

ってことは、自分が面白いか面白くないかなんて、

才能があれば分かるはずです。

 

それが分からずに続けていると、いうことは才能が無いということで、

もし、それが分かるのであれば自分が面白くないことが許せなくなります。

 

そう考えると、僕には才能があったんだと思います笑

 

今でも、

あの舞台の上で笑いが起きた時の感覚を思い出すと

「あ~、芸人辞めなきゃよかったかな~」

とか思ったりしますが、

 

でも、もし辞めていなかったら今頃…

と思うと

辞めてよかったな~と思うのと同時に、

「芸人やって、よかったな」

っていうのも改めて思います。

 

ジジイになって、テレビに向かって

「俺のほうが面白い!」

って、言ってるクソ素人には絶対になりたくないですからね!

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