~お笑い芸人事務所の選び方~〚吉本興業〛はこんな人にオススメ!

ハイどーーもーー!愛想笑いでほうれい線が日に日に深くなるもんじです♪

吉本 オススメ 事務所選び

 

お笑い芸人の事務所の選びシリーズ

 

ついに最終回!

 

前回の「松竹芸能」編↓↓↓

松竹芸能 事務所選び オススメ 芸人

~お笑い芸人事務所の選び方~〚松竹芸能〛はこんな人にオススメ!

2021.09.03

 

最後は「吉本興業」

です。

僕はずっと吉本に所属していたから、一番詳しく書けるのでちょっと大容量になります。

なので最後にしました。

 

さて、

いまこの記事にたどり着いて

『とりあえず一番有名で大きいから』

という理由だけでNSCに行こうとしている人

 

ストップです!

 

テレビに出まくっている芸人は吉本所属が多いから、さぞかし吉本がいい事務所だと思っているかもしれませんが

決してあそこは天国ではありませんよ!

 

どちらかと言えば地獄です。

 

ただ、地獄だからこそ、そこから這い上がって来た芸人は強いんですけど。

 

行ったらダメとはいいませんが、過去のシリーズを読んで一度、全部の事務所も視野に入れて事務所選びしてみて下さい。

吉本に入ったばっかりに売れなかった…ということも全然あり得ますからね。

 

『面白ければ事務所はどこでもいい』

という考えはちょっと考えが甘いかもしれません。

事務所名

よしもとクリエイティブ・エージェンシー

 

大阪に本社を置く『吉本興業』の子会社で

すべての芸人がこっちのクリエイティブ・エージェンシーの方の事務所に所属となる。

 

社長は、元ダウンタウンのマネージャーで

ガキの使いで「松本アウト~」の声でおなじみの藤原寛

 

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設立

よしもとクリエイティブ・エージェンシー

2007年~

14

※2021年現在

 

吉本興業

1912年(明治45年)~

109年

明治てwww

 

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事務所の場所

吉本 本社 新宿 外観 小学校

新宿

(東京都新宿区新宿5丁目18番21号)

元小学校を改築して事務所にした。

歌舞伎町の前を通って行かないといけないのでかなり治安が悪いため、入り口には常に警備員が立っている。

 

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所属芸人の数

14,220人(組)

※公式HP記載の芸人数

 

あくまでコンビ・トリオを1と数えているので個人の数で言えばもっといます。

さらに、NSCを卒業して”NSC預かり”というHPに載っていない芸人とかを合わせればこんなもんじゃないです。

まー、東京大阪合わせて毎年NSCに1000人近く来るんだから、そりゃこんな数になりますわな。

 

代表芸人

【すべての芸人の頂点】

明石家さんま

 

【トップ】

ダウンタウン

 

【若頭】
加藤浩次
ナインティナイン
千原ジュニア

 

【賞レース優勝者】
中川家(2001年M-1)
フットボールアワー(2003年M-1)
ブラックマヨネーズ(2005年M-1)
チュートリアル(2006年M-1)
NON STYLE(2008年M-1)
パンクブーブー(2009年M-1・THE MANZAI 2011)
笑い飯(2010年M-1)
トレンディエンジェル(2015年M-1)
銀シャリ(2016年M-1)
とろサーモン(2017年M-1)
バッファロー吾郎(KOC2008年)
ロバート(KOC2011年)
シソンヌ(KOC2014年)
コロコロチキチキペッパーズ(KOC2015年)
ライス(KOC2016年)
かまいたち(KOC2017年)
ウーマンラッシュアワー(THE MANZAI 2013)
博多華丸・大吉(THE MANZAI 2014・2005R-1華丸のみ)
だいたひかる(2002年R-1)
浅越ゴエ(2003年R-1)
ほっしゃん。(2004年R-1)
なだぎ武(2007・2008年R-1)
中山功太(2009年R-1)
あべこうじ(2010年R-1)
佐久間一行(2011年R-1)
cowcow多田(2012年R-1)
三浦マイルド(2013年R-1)
ゆりやんレトリィバァ(2017年THE W)

しんど…

 

所属芸人の特徴

特徴もなにもありません。

抱えている芸人の数が多い分、面白い芸人が多いのは当たり前です。

逆に言えばこんなにいて、

売れている芸人はこれだけ=埋もれてい芸人が多い

ということです。

これだけ優勝者が吉本から出てるから、よく”ヤラセ”とか言われるけど、

ああいう賞レースみたいな、板の上でいっせいにドンッと実力をぶつけ合えば吉本の芸人は強いです!

 

事務所を隠してネタだけを純粋に見ても、その日一番面白い人が優勝しています。

 

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ギャラ

事務所9:1芸人

 

これは有名ですよね。

全員とはいわないけど、

ほとんどの芸人がこれです。マジです。

 

特徴

芸人の売り出し方が雑ですwww

いつもM-1などの賞レースに優勝したら、寝る暇もなく怒涛のようにテレビに出まくりますよね?あれは、

 

『金になるものはその効果が薄まる前にとにかく稼ぐ』

 

というまとめ打ちでバンバン出演させる、まるでマグロ漁船のような売り出し方なんです。
(マグロ漁船でググってみて下さい。かなり吉本のスタイルと似て言いますw)

そんなことしたら、すぐに飽きられてしまうけどそんなのお構いなしです。

飽きられても、次から次に出てきてくれるからそんな雑なやり方でもやっていけているんです。

 

そんな雑な売り方でも、残っていける人だけが今の吉本に居ます。

吉本は『売れるための場所は用意してあげるからあとは自分で何とかしてください』というスタンスなので、そのチャンスをすべてものにしていかなければいけません。

 

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吉本所属であるメリット

じゃーなぜ吉本芸人はそんな劣悪な環境でも辞めないのか?そしてなぜそんなに売れっ子芸人が多く所属しているのか?

吉本に所属している事でのメリットを挙げてみようと思います。

 

どの現場も吉本のホームグラウンド

吉本といえば、やすきよを皮切りに明石家さんま、ダウンタウン、ナイナイ、ロンブーといった一億越えのスーパースターが君臨している大巨塔。

それだけに頼るだけでなく、その下の中堅、若手が軒並みを揃え、今もなお有能な若手が次々と吉本から誕生している。

M-1やキングオブコントなどの賞レースの決勝進出者だって半分以上が吉本です。

今、テレビ業界・お笑い界を吉本が牛耳っていると言っても過言ではありません

 

ということは、多くのお笑い番組は吉本芸人だらけの現場なので

吉本所属の芸人にとってホームグラウンドということになります。

 

ダウンタウンの〇〇

ナインティナインの〇〇

といった冠番組を持った芸人の多くは吉本芸人だし、

それに出ているゲスト芸人たちも吉本芸人ばかり…

だから、すごくやりやすい環境なんです

 

サッカーで、ホーム&アウェーつって、選手がアウェーはやりづらい!って言うけど、それと一緒で

例えば
アメトークなんかでよく見る光景なんですが↓

アメトーク 吉本芸人 比率 全員 多い

司会者が雨上がり(吉本芸人)で、その周りの芸人も吉本が多くいて、その番組観覧の、お客さんももちろん雨上がりのファン(嫌いなら来ないだろうから)という

超どホームの状況なんです!

 

同じ吉本だと、プライベートで会ってたり、劇場で同じになったりして面識があるのでやりやすいし、その時のエピソードなんかがあったりする。

そして、どんなキャラかを知っているから”こいつにはこんなフリをすればいい”とか、”こういういじり方をすれば活きる”とかを周りが知っていて、のびのびできるんです。

 

逆に、他事務所の若手芸人にとってこの環境はアウェーなので、孤立してしまいます。

たまに、宮迫が直接その人に向かって

「あの、すみません、誰ですか?」

と言ってるシーンがあるけど、そんな環境で自分のカラーを出すのは至難のワザです。

 

せっかくのテレビデビューで良いところを見せれず「アイツ全然喋ってねーじゃん」
と、逆に面白くないみたいな評価を与えてしまうんです。

 

昔、内村プロデュースみたいなあまり吉本が出ていない番組では、生き生きとしている他事務所の芸人をよく見ました。(吉本芸人の比率が少なかった)

やっぱりそのくらい現場の環境は大事なんだろうなって思いました。

 

吉本制作(に関わってる)番組が多い

僕も芸人になるまではそんなこと考えてなかったですが、テレビって作るときに制作会社に仕事を依頼して番組を作ってることが多いんです。

そして吉本は、その制作会社として数多くのバラエティ番組に携わっています。↓↓↓

[blogcard url=”https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E5%90%89%E6%9C%AC%E8%88%88%E6%A5%AD%E3%81%AE%E7%95%AA%E7%B5%84″]

アメトーーク!、すべらない話、ガキの使い、さんま御殿…など

年間5,000本の番組を制作しています。

エンドロール 提供 協力 吉本興業
↑よくこのエンドロール見ますよね?

 

番組を制作している会社自体が吉本だったら、そりゃ吉本所属の芸人を起用するわな!

 

ということで、吉本がテレビなどのメディアで強い理由は制作番組をたくさん持っているからもあります。

吉本もそれが強みだと言っています↓

[blogcard url=”http://www.yoshimoto.co.jp/corp/guide/contents.html”]

 

劇場がいっぱいある

ルミネ、無限大、神保町花月、なんばグランド花月…など

全国に吉本が持っている劇場が点在しています。

 

ということは、若手のうちからお客さんの前でネタを見せれるチャンスが沢山あるということです。

僕も芸歴1年目から月に1~2回は確実に客前でネタを披露できてました。

 

芸は生ものなので、やっぱりネタはお客さんの前で磨かれます

 

だから、吉本芸人のネタは面白いんです

 

テレビにでるのはまだ無理でも、劇場にはたくさん出れる。

そこで磨かれているから、いざテレビに出れるチャンスが来た時に力を発揮できるんです。

吉本の芸人が面白くなるのはこの理由がデカいです。

 

あくまで、劇場は技術を磨くため、関係者の目に止めてもらうためのきっかけなのでお金は安いです。

でも劇場にデレる機会が多いということは、チャンスが多いということなので。

 

この部分が、他の事務所が一番吉本に憧れているところです。

 

この本、自体がウケるwww


ナント!!Amazonで詳細見れます↑↑↑

この手の本は、
たいていカタブツなおっさんが、
真面目に笑いを分析してるだけのツマラナイものが多いけど、

実際この本自体が読み物として面白いです!マジで

それもそのはず、
この本の著者の一人『水野敬也』さんは

『夢をかなえるゾウ』
『人生はニャンとかなる!』
『温厚な上司の怒らせ方』

など、
バカみたいに売れた作品を手掛けたオモシロおじさんなんです。
(どれか一つは知ってるでしょ?)

この本をきっかけに僕はこの人のファンですw
※ブログ”ウケる日記”も面白い!

そんなヒットメーカーが、
”相手を笑わせること”

すなわち、

『ウケる技術』

を、実例を交えていっぱい書いてます!

大喜利の写真で一言みたいに、
一つのシチュエーションに対して、
こんな見方をすれば笑いが生まれる、
と、
発想の仕方を書いているので、
この本を毎日5分でも、読んでいれば
面白い発想
が自然と出来るようになります。

30万部超えのベストセラーなのもうなずける、

オモシロ脳になれる本です!!

 

どんな人が向いているか

第一回の事務所選びシリーズで書いた通り

「どこがいい?」芸人の事務所選び決め手は2タイプに分かれる!

2021.08.26

吉本は天下を獲りたいたい人向けです。

 

とにかくやるからには天下を目指すという方は吉本に行くのが一番です。

 

逆に、それ以外の人は吉本には絶対に行かないほうがいいです

 

松竹の看板芸人のよゐこは、そんな吉本の層の厚さを見て

『吉本はライバルが多い。松竹なら簡単に売れる 』

という理由で松竹に行って本当に売れましたからね(笑)

 

まさに、逃げるは恥だが役に立つです

 

あとは、

まずはNSCに行って、そこでしのぎを削って、他事務所に移籍する!

というパターンもありなんじゃないかと思います。

 

ロッチコカド、はちみつ二郎、バイキング小峠ももともとはNSC出身だし、

社会人でも、いったん厳しい会社に入ってそこで社会人のスキルを叩き込まれて勉強した後に
自分のおやじの後を継ぐみたいな「修行」という形を取らせる親がいるけど、そんな感じで入ってもいいかもしれないですね。

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